隅田川花火大会はその歴史300年!?
東京ウォーカー(全国版)
夏の花火大会の代名詞となっている「隅田川花火大会」。
日本最古の歴史を持つこの花火大会だが、「隅田川花火大会」の名称が使われたのは昭和53年と意外に最近の話。それ以前は「両国の川開き」と呼ばれていた。
そもそも、この「両国の川開き」は、1732年の享保の大飢餓で出た多くの犠牲者の慰霊のため、翌1733年に隅田川で水神祭を行ない、両国橋周辺で花火を打ち上げたことが由来となっている。
なお、これらの祭を取り仕切ったのは、町火消しや目安箱の設置で知られる享保の改革を行ったり、ベトナムから象を輸入して江戸に運んで"象ブーム"を巻き起こしたりと、後世に語り継がれる数多くの功績を残した八代将軍徳川吉宗。好奇心旺盛で新たな文化を作り出した吉宗の政策が、300年近い時を経た現代でも受け継がれている。
ちなみに、第二会場で行なわれる花火コンクールには、今も両国の川開き花火時代ゆかりの7社が参加している。
この記事の画像一覧(全3枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介