40万部超え!「オバマ演説集」バカ売れの理由

東京ウォーカー

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09年最初のベストセラーとして「オバマ演説集」(朝日出版社)が話題だ。

「YES WE CAN」や「CHANGE!」など親しみやすいキャッチフレーズを駆使した演説上手として知られる次期大統領。英語教材本であるこの本は、その数々の名言を、日英の対訳形式で掲載している。発売開始から2か月で各書店やWEBサイトのランキング・トップをひた走り、「2万部売れればヒット」といわれる英語教材本の中では超異例の40万部(09年1/16現在)を売り上げている。

「当初は30〜40代のビジネスマンをターゲットとしていましたが、下は13歳の中学生から上は93歳の方まで幅広い層から反響をいただいております。男女比も売れる地域にも偏りがなく、多くの方がオバマ氏に期待感を抱いているのだと実感しています」とは編集を担当した朝日出版社の山本雄三さん。年齢が80歳差もある人間が同時期に同じ本を読んでいるという現象は驚異的だ。

実際に書店での反応を調査したところ「具体的な数字はいえませんが“ダントツ”です」(ジュンク堂池袋本店)など、オバマ人気はジャンルや年代、性別の枠を超えて大ヒットを記録している。では、どうしてオバマ氏の演説が日本人に人気を博しているのだろうか?

「現在の米国同様に閉塞感が漂う日本において、夢を託せる存在・指導者が渇望されているのではないでしょうか。“なぜ日本にはオバマ氏のような政治家がいないのか”というお便りもたくさんいただいています。それだけ皆、オバマ氏に期待しているのだと思います」と山本さんは分析する。日本でオバマ氏に期待しているのは、福井県小浜市だけではないのだ。

爆発的な売れ行きに、朝日出版社では1/20(火)の大統領就任スピーチを、なんと1/30(金)には「オバマ大統領就任演説」として発売することが決定しているという。この本にはケネディやリンカーンなどの名演説も収録。このCD付きの英語教材本の売れ行きも注目される。

難しい言葉を使わなくても人々の心を惹きつけるアメリカ大統領のスピーチは、漢字を読めないことで有名な某首相にはもってこいの教材かもしれない?【東京ウォーカー/中道圭吾】

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