“篤姫人気”が異例の継続!現在もツアー大盛況

東京ウォーカー

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昨年放映され、視聴率は終始20%以上を記録し、大好評を博したNHK大河ドラマ「篤姫」。09年大河ドラマ「天地人」もはじまり、「篤姫」が終了して1か月近く経過した。だが、世間的には未だにその人気が衰えていないという。毎年大河ドラマ関連の旅行プランを企画する大手旅行代理店・近畿日本ツーリストでは、通常2コース用意する大河関連の旅行プランをドラマの途中から異例の4コースに増やしたほどの盛況ぶりだった。現在、南九州への旅行者は引き続き好調傾向にあるという。

「全体として南九州へのお客様が、08年は前年比で120%になりました。中高年から人気があった従来の大河ドラマ関連プランと違い、30代を中心とした女性のお客様が目立っています。ドラマ終了後のツアーにも予約が殺到しています」(近畿日本ツーリスト広報)。

07年に宮崎県知事・東国原英夫氏が人気を博した際にも南九州は注目を浴びたが、それを上回る人々が08年に南九州に足を向けたのだ。その余波が09年も続いている。鹿児島市内にある篤姫館の現在の様子を、鹿児島県観光交流局に尋ねた。

「08年1月のオープン以来、年間で20万人の来場者を予定していましたが、現在約3倍の57万人を突破しました。反響の大きさに当初1月までのオープン期間を2か月半延長し、3月末まで開館することが決まっています。2月、3月からは“篤姫の雛祭り”として、女性をターゲットに展開する予定です」(鹿児島県観光交流局・島津孝子さん)。

1月には鹿児島への帰省客を中心ににぎわったという同館。来客者で目立った若い女性や母娘連れの姿に狙いを定め、篤姫ゆかりのひな人形などが春先にかけて登場予定という。

「鹿児島といえば、西郷隆盛をはじめ“薩摩隼人”の男性色が強い土地というイメージがあると思います。しかし、篤姫の社会現象化により、ニューヒロインの“定着”を期待しています」と島津さん。今まで日本史上の“薩摩隼人”の影に隠れがちだった“薩摩おごじょ”の逆襲が始まろうとしているようだ。

最近、若い男性の“草食化”が進んでいるといわれる一方で、強く凛とした篤姫に憧れる若い女性は多い。戦国武将に憧れる女性の増加も加味して、強いものに憧れる時代が到来しようとしているのかもしれない。【東京ウォーカー/中道圭吾】

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