がれきの街からの復興を願い、3000個のキャンドルが釜石の夜を彩る「釜石キャンドルナイト」

東京ウォーカー(全国版)

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東日本大震災で大きな被害を受けた土地のひとつ、岩手県釜石市。その釜石市で8月11日、震災からの復興を祈願しキャンドルをともすイベント「釜石キャンドルナイト」が行われた。

釜石キャンドルナイトは「追悼」「記憶」「癒し」「雇用」をテーマに、岩手県釜石市のNPO市民団体が企画したもの。セレモニーとしてのキャンドルで「追悼」の意をあらわし、現地を訪れた人へのメモリアルキャンドルとして震災の「記憶」を風化させないようにし、アロマキャンドルで被災した人々に「癒し」を与え、被災者を「雇用」してキャンドルを製作・販売していくのだという。同イベントは釜石復興祈願祭実行委員会が主催し、県内外の有志による後援を受けて開催の運びとなった。

イベント当日は有志によって提供された3000個ものキャンドルを、地元スタッフとボランティアスタッフが日中から配置。また、別の有志から提供された350枚の浴衣を無料配布し、着付けから写真撮影まで行うなどした。イベント準備中、地震発生時刻の午後2時46分に合わせて黙とうも捧げられた。

夕方からはキャンドルに点火開始。がれきだった通りに3000個のキャンドルが灯り、地元の人たちだけでなく、市外、県外からも訪れた多くの人々がその光景を目に焼きつけた。

釜石キャンドルナイトは今回限りのイベントではない。次回は大地震の日からちょうど半年後にあたる9月11日に開催予定で、キャンドル数は1万個、旅行代理店と協力してのツアー企画や、アーティストを招いてのライブ企画も予定されている。さらに年末のクリスマスイブ、そして来年の3月11日の震災1年追悼に向けての展開も企画中だという。地元の人はもちろんのこと、一日も早い震災復興を願う人は実際に足を運んでみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】

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