足袋と靴が合体!新感覚のショートブーツ「五枚丈」
東京ウォーカー(全国版)
“地下足袋”の形をしたユニークなショートブーツ「五枚丈(ごまいたけ)」(4万4100円)が、オーダーメードの靴の店「吉靴房」から5月に発売され、ひそかな注目を集めている。
白足袋の上に黒い革靴を履いたように見えるユニークなデザインの同商品は、地下足袋の基本型“コハゼ5枚丈”を参考にした、牛革仕立てのオールレザーブーツ。ひもで全体をホールドできる作りは、日本古来の履物“わらじ”からヒントを得たもので、割れ目の入った指先に慣れれば、踏ん張りが利いて安定感のある歩行ができる。和装はもちろん、洋装でも足元をいつもと違う雰囲気に演出してくれそうな、スタイリッシュなアイテムだ。
作り手の野嶋孝介さんは、独自の目線で「洋服にも和服にも合う靴」を数多くデザインしてる履物作家。京都にある工房はアトリエ兼ショップで履き物教室も開催しており、2階のギャラリーには、他では見られない約25種類ものオリジナルデザインの履き物が並んでいる。履き心地にもこだわり「板の間やひんやりとした畳の上を素足で歩いている時の開放感と心地よさ」を心掛けているそうで、そのこだわりから、幅広い年齢層の人気を集めている。
「五枚丈」シリーズは、白と黒の配色で指先が割れた足袋型と、ラウンド型の「先丸」(4万3050円)の2種類。完全オーダーメードなので受注から完成まで3カ月から8カ月ほどかかるが、「着物に合わせられる革靴を待ってました」「履くときにいつもワクワクします」などの反響が寄せられているそう。また、同店からは、スリッポンタイプの「タビッポン」や、丈夫なヌメ革を使用した革下駄、2010年に京都デザイン賞を受賞したオリジナルシューズ「御沓(おくつ)」などが販売されている。
値段は少々高いが、手入れしだいでは一生使える「五枚丈」。足元に日本の文化を感じながら、いつもとはひと味違う装いで大人の所作を身に着けてみるのもよさそうだ。【東京ウォーカー】
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