寺島しのぶがオリジナル時代劇に挑む!「想像させる艶っぽさが好き」
東京ウォーカー(全国版)
9月1日、時代劇専門チャンネルとスカパー!が共同製作するオリジナル時代劇「鬼平外伝 熊五郎の顔」の制作会見が行われ、主演の寺島しのぶらが出席した。
「鬼平外伝 熊五郎の顔」は、池波正太郎の短編集「にっぽん怪盗伝」の一編が原作。寺島しのぶ演じるお延(のぶ)をヒロインに、運命に翻弄されながらも生きることの素晴らしさを伝えるストーリーだ。監督・井上昭、脚本・金子成人のテレビ「鬼平犯科帳」「剣客商売」コンビに、寺島のほか、小澤征悦、星野真里、山田純大、平泉成らの出演で制作される。
寺島は、「時代劇は子どものころから親しんでおり、ちょんまげを見て、着物に囲まれて育ったと言っても過言ではありません。自分の女優としての資質を生かせるのは時代劇だという自負もあります。京都でお仕事をする機会が少なくなり、寂しい思いをしていたところに、井上監督からお話をいただきました。時代劇らしい素敵な脚本ですし、またあの監督や松竹スタッフのみなさんとお仕事できると思うと、これはもう『やらなきゃ!』という気持ちになりました」と意気込みを語った。そして「京都のスタッフは本当に一丸となって、監督から言われる前にセッティングを行い、こちらが台詞を覚えられないくらい早いスピードで撮影される。役者の集中力をキープさせてくれる迅速さ、そして時代劇というものを分かっている人たちの中でお芝居ができる安心感が快感です」と職人の集う現場の魅力を表現した。
また、時代劇というジャンルについて、「現代にはないもの、があるところ。今回も濡れ場があったりエロティックな、艶っぽい部分があったりしますが、見せない美学というか…、着物を着たまま、心と心の美学で表現するというところ。昔の作品もそうですが、想像させる艶っぽさというか、奥深い、慎み深い、露見しないところが好き」と思わせぶりなコメント。続いて池波作品の魅力を問われると「食べ物がおいしそうなところ」と答え、会場の笑いを誘っていた。役柄については「またひとり、魅力的な女性に出会えたなと思っています。頭ではなく、体で動く女性。艶っぽい役だと思うし、そういうものを出せたらいいなと思っています」とまとめた。
「鬼平外伝 熊五郎の顔」は、2011年11月にBSスカパー!で先行放送、時代劇専門チャンネルでの放送は2012年2月ごろを予定している。時代劇の危機が叫ばれる中で、“時代劇専門”のユニークなチャンネルが放つオリジナル新作に期待したい。【東京ウォーカー】
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