「初めて言葉で脱ぎました」グラドル＆競馬界の異端児・藤川京子が初の単行本

「グラビアアイドルで競馬ジャーナリスト」という異色の肩書きを持ち、“競馬界の峰不二子”として「うまプロ」「サタうま」「競馬beat」（すべてフジテレビ系）など、多数の競馬番組で活躍する藤川京子。そんな彼女が9月26日、自身初の単行本「非ジョーシキな女」をリリース。華やかに見えるタレント、競馬ジャーナリストの裏側を赤裸々につづった内容について、「グラビアで言えば、両手で裸を一生懸命隠していたのに、カメラで後ろから撮られて“お尻隠さず丸見えグラビア”な感じです」とアピールした。

同作は、藤川の半生を自らつづった“自叙伝的競馬本”。グラビアアイドルから競馬予想家へ転身した激動の半生や、競馬予想法、ギャンブル論など、藤川ファン、競馬ファン共に楽しめる内容となっている。中でも、「1点勝負で200万円をすって着エロ写真集出版」など、タイトルどおりの“非ジョーシキ”なエピソードの数々には驚かされることに違いない。

これまで競馬番組の出演のほか、競馬コラムなど執筆活動も行ってきた藤川。「いつかは本にして出したいなと思っていたら、ちょうどお話を頂いて。やっと出版にこぎつけた感じです」と今回の出版には感慨深げだ。「何かを伝えたい、聞いてほしい話があった」と語る処女作の注目ポイントは「ギャンブルをしている人同士、大金を賭けるまでの経緯や、負けてしまった時の思いなど、読んでいてダブらせることができると思います」と語った。

激動の半生を送ってきた藤川らしいタイトル「非ジョーシキな女」。藤川は「私的には常識人だと思っていたのですが…」と苦笑いしつつ、「周りからは“面白い非常識な 人”だと思われていたらしく、私自身複雑な思いです（笑）。でも、常識が存在すれば、非常識も必ずついて回るもの。光と影のように仕方のない事なのかなと思っています」と笑顔を見せる。

着エロのグラビアではほぼ裸一貫、すべてを脱ぎ捨てた藤川だが、今度は「わたし、初めて言葉で脱ぎました」というとおり、ペンをとり内面までもさらけ出した。「自分の思っている事、言葉のオブラートを、勇気を出して剥がしてみたんです。気分的には、遊園地の温泉みたいな所で、みんな水着で入っているのに、何を勘違いしたのか、私だけ素っ裸で混浴に入ってしまった気分（笑）」と表現した。

競馬＆グラドル界の異端児＝非ジョーシキな女・藤川京子は今後どんな道を進んでいくのだろう。「最終的には、馬券の配当だけで、馬主になれるようなスゴ腕馬券師なりたい。でも、私は弱い人間だから、保険も欲しいのでいろんな仕事もしていると思い ます（笑）。後は、牧場なんかもやってみたいですね」と目を輝かせる。ちなみに今作で万馬券を当てたら（＝ヒットしたら）、「自分だけの馬が欲しい！」とか。

10月2日（日）12時からは、東京・神保町の「書泉ブックマート」にて出版記念サイン会イベントを開催。藤川は「ワガママな本ですが、何か共有できる思いが読者のみなさんと分かち合えたらいいなと思っ ています」とPRする。待望の単行本出版を果たし、非ジョーシキな人生に新たな一歩を踏み出した彼女。「夢を夢で終わらせないように、お互いに頑張っていけたらいいですね」と真摯に話す藤川は、とても“ジョーシキな女”で、そこがまた彼女の面白いところだろう。【東京ウォーカー】