「山形国際ドキュメンタリー映画祭」で、震災を記録した作品29本を公開
東京ウォーカー(全国版)
10月6日(木)~13日(木)の8日間にわたって開催される「山形国際ドキュメンタリー映画祭2011」で、東日本大震災に関連した特別プログラム「東日本大震災復興支援上映プロジェクト『ともにある Cinema With Us』」が行われることになった。
同映画祭は、国内外で高い評価を得ているドキュメンタリー映画の祭典。世界中から集まった応募作品の中から15作品を厳選して上映する「インターナショナル・コンペティション」を始め、アジアの新進作家の作品を紹介する「アジア千波万波」、山形県内で発掘された秘蔵フィルムの公開、親子で映像に親しめるワークショップなど、バラエティーに富んだ企画が催される。
そして今回、緊急企画として行われるのが「東日本大震災復興支援上映プロジェクト『ともにある Cinema With Us』」。3月11日に起きた東日本大震災と向き合うドキュメンタリー映画が、日本のものを中心に、長編・短編合わせて29作品が上映される。上映作品には、4人のドキュメンタリストが被災地を捉えた『311』や、多くの児童が津波にのまれてしまった石巻市立大川小学校を中心に取り上げた『大津波のあとに』、在日ビルマ人たちのボランティア活動を映し出した『すぐそばにいたTOMODACHI』など、さまざまな視点から震災を記録した作品が集められた。
「『震災と向き合う映像を上映する』という新たな枠組みの企画を立ちあげ、より多くの方々に震災と復興に関わる人間の姿を伝えたいと考えて実施しました。また、震災と向き合い、映画に何ができるのかを考え、感じることがテーマです」と、企画の意図を語る広報の日下部さん。映画祭期間中は、監督や被災地での活動に関わった人たちによるシンポジウムや、被災地の子供たちが制作した映画の上映も行われるほか、映画祭終了後には、被災地や映画館、大学などでも上映を展開していく。
未曽有の大震災を記録した映像や体験者の証言を後世へ伝えるためには、ドキュメンタリー映画が果たす役割はとても大きい。日本中が復興に向けて一歩ずつ進んでいる今、もう一度“あの日”と向き合うことはとても重要なのかもしれない。【東京ウォーカー】
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