震災前の三陸の美しき姿を収めたカレンダーが発売中
東京ウォーカー(全国版)
三陸地方の震災復興を祈念した2012年版のカレンダー「甦れ三陸 ふたたび会いたい、あの海、あの空」(1260円)が発売中。岩手県内の主要書店のほか、インターネットでも販売している。
「甦れ三陸 ふたたび会いたい、あの海、あの空」は、三陸の風景を撮り続けてきた、東日本大震災の被災者でもあるカメラマン・藤枝宏氏によるもの。震災前の1年間の三陸のにぎわいや美しい景観を捉えた75点の写真で構成され、沿岸の被災地である12市町村の風景、祭り、産業の写真をひと月ごとにレイアウトしている。
このカレンダーを企画したのは、岩手県を拠点にする営業する川口印刷株式会社。担当の田村さんは「企画は9月に立ち上がりました。震災から立ち上がろうとしている方々にいくらかでも心の支えや癒やしにしていただこうと、毎日見るであろうカレンダーに藤枝さんの美しい写真を飾ろうと思いました」と、きっかけを語る。震災で商売道具であるカメラも家も失った藤枝氏とともに写真をセレクトしていき、ようやく完成した。
10月1日の発売以来、岩手県内だけでなく、全国から注文が入っているという同カレンダー。販売部数は5000部で、売り上げの一部は岩手県の復旧・復興事業に寄付される。掲載されている写真は、被災者たちの心の拠り所となるような美しいものばかり。カレンダーとしては“1年の命”だが、美しい三陸のポスターとしていつまでも壁に掛けておける“無限の命”を与えられたと言っていい仕上がりだ。【東京ウォーカー】
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