ランドマークプラザ1Fに不思議なちびっこ現る!

横浜ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

9/13(土)〜11/30(日)、横浜市内各所で開催されるアートイベント、「横浜トリエンナーレ2008」の先行展示が、8/1(金)〜ランドマークプラザで始まり、そのテープカットイベントが行われた。

「横浜トリエンナーレ2008」とは、世界各地から70人の作家が参加する現代アートの国際展で、2001年、2005年に続き、3回目の開催となる。このイベントのために建築された「新港ピア」や「ランドマークプラザ」、「大さん橋国際客船ターミナル」など、市内の数か所で、アート作品の展示が行われる。

プレ展示となった今回の作品のタイトルは「Catch Me Shuld I Fall(落っこちたら受け止めて)」。デンマークとノルウェーの作家エルムグリーン&ドラッグセットが制作、高さ10mの飛び込み台の上にいるのは、深遠を不安そうにのぞき込む少年だ。

この作品、この空間の広がりや、色彩にも気を配って作られたという。また、展示に際してはスタッフが3日間ほとんど寝ずに組み立てたそう。

来場はなかったが、制作者からは「ここにあるのは引き返すことのできない瞬間。その時、時間に亀裂が生じている。その凝縮された時間を味わって欲しい」とのメッセージが届けられた。

テープカットイベントには、その少年のモデルになった千葉時央くん(9才)も来場! 主催者と知り合いだったことから声がかかり、思いがけずモデルになったそうで、取材者の写真撮影に応じながら、「プールに行かなくてよかった!」「ボク人気者だ!」とのコメントがほほえましかった。

さてこの作品を見て、「で、いったい?」と言いたくなり、「やっぱりアートってわかんない!」という感想持ったあなた! ちょっと待ってください。わたしもそんな感想を持ちました。そこで、主催者にその楽しみ方を聞いてみた。

「何だろう、不思議だな、きれいだな、など単純に感じていただいていいんです。それから、普段、何気なく通り過ぎているこの空間をプール台の高さが再認識させてくれますよね。また、本来あるはずのないところに物があるところから生じる違和感が、見る人にさまざまな感情を生み出したりすると思うんです」と主催者。

アート=難解と思っていた人も、とりあえずここに行って、少年の顔を見上げて、何かを感じることからはじめてみてもいいかも。【横浜ウォーカー/堀由紀子】

この記事の画像一覧(全5枚)

キーワード

カテゴリ:
地域名:

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2024

お花見ガイド2024

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!今が見頃の花見スポットはこちら

ページ上部へ戻る