“アダルト・チルドレン”の問題を通じて、鈴木杏らが親子とは何かを問う
東京ウォーカー(全国版)
毎年秋に開催される芸術の祭典「文化庁芸術祭」への出品作品として、現代社会が抱える問題を取り上げたヒューマンドラマ「レッスンズ」が11月27日(日)に関西テレビにて放送される。主演の鈴木杏、田崎アヤカらが幼年時代、家族関係が上手くいかない家庭で育ったために、社会や家庭に対応できなくなった大人たち“アダルト・チルドレン”と、その環境下で育った子どもたちが抱える問題を浮き彫りにする。
文化庁芸術祭とは、広く一般に優れた芸術の鑑賞の機会を提供するとともに、芸術の創造とその発展を図り、芸術文化の振興を目的として文化庁が毎年秋に開催している芸術の祭典。今回、テレビ・ドラマ部門への参加作品として、関西テレビ制作の「レッスンズ」が出品された。
同作は、父子家庭に育った女子大生と、彼女が家庭教師をすることになった、問題を抱える母親を持った少女との交流と友情を描きながら、母親の愛情を知らない2人の女性の苦悩を描くヒューマンドラマ。人間関係が希薄になっている昨今、“アダルト・チルドレン”の大人たちと、その環境下で育った子どもたちが抱える問題に触れ、親子とは、生きるとは何かを考えさせられる作品になっている。
父子家庭で育ち、将来の目標もない現状にいら立ちを感じている女子大生・水島真理江役を演じるのはドラマやCMなどに出演し、実力派女優として活躍する鈴木杏。そして、水島が家庭教師をする中学生・黒沢莉子役に、沖縄出身の田崎アヤカ、教え子の母親役に斉藤由貴、父親役に相島一之、ほか田中要次、大杉漣など豪華な顔ぶれがそろう。
周りに委ねるタイプの真理江役を演じる鈴木は「癖でハキハキした演技をしてしまいがちなので、頑張り過ぎず、張り切り過ぎずに演じたい」と語り、「どんな楽しみ方でもいいので、とにかく番組を見て頂きたいです。それぞれの家族にはそれぞれの形があって、それぞれの葛藤があると思います。普段はそばにあり過ぎて気に掛けない事を気にするきっかけになればいいと思います」とコメント。問題を抱える母親を持つ莉子役の田崎は「難しい役どころなんですけど、実際に自分のことを思い出しながら演じています。思春期の15歳の不安定なところがうまく伝わるように頑張ります」と、意欲を見せた。【東京ウォーカー】
※田崎アヤカの「崎」の字は“大”ではなく“立”
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