箭内道彦ら参加!復興への願いを染め上げた「トートバッグ展」

東京ウォーカー(全国版)

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東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティー展「印染トートバッグ展」が、11月24日から12月22日(水)まで「クリエイションギャラリーG8」と「ガーディアン・ガーデン」(中央区・銀座)で開催中だ。

同ギャラリーを運営するリクルートが企画したこの展示会は、1990年から開催され、今回で21回目を数えるチャリティー展。毎年、ギャラリーと交流のあるクリエーターがボランティアで制作した作品を展示・販売し、収益金をユニセフへ寄付してきたが、今年は3月11日に起きた東日本大震災の復興を目的に行われている。

展示しているトートバッグは、箭内道彦や新村則人といった180人のクリエイターがデザインし、被災した4県(岩手、宮城、福島、茨城)にある18の染色工房で制作されたもの。「被災地の方たちに仕事を依頼し、一緒に物作りをすることで地元の産業を応援できたら」(広報担当者)との思いから発注され、“赤べこ”や“大漁旗”をモチーフにしたもの、“脱原発”へのメッセージが描かれた図案などを職人がひとつひとつ手で染め上げた。

「印染(しるしぞめ)」とは、大漁旗や法被、のれんなどに文字や図案をオーダーメードで染め上げた染物のこと。平安時代から続く伝統工芸で、日本でも有数の漁港がある岩手や宮城では、海の安全や豊漁を祈願して大漁旗を手掛ける工房が数多く点在している。

「180人のデザイナー、イラストレーター、アーティストの個性溢れるデザインを、岩手、宮城、福島、茨城の印染職人さん達が一つ一つ心を込めて染めてくれました。多くの人に見てもらい、トートバッグを使ってもらうことで復興の手助けになればと、そんな願いを込めた展覧会です」(広報担当者)。

なお、このトートバッグ(6000円 ※送料込み)は購入可能。現在、会場とギャラリーサイトの通販のほか、電話やファックスでも予約注文を受け付けており、販売収益金は被災地への義援金として寄付される。

“復興”というひとつの願いでつながった180人のクリエーターと印染職人たちのトートバッグ展。この機会に、彼らの思いと印染の美しさを感じてほしい。【東京ウォーカー】

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