フィギュアの新境地!“動く仏像”はタブーか革命か

東京ウォーカー(全国版)

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人気のアニメキャラ、実写の人物などさまざまなフィギュアが存在する中、前代未聞の“動く仏像”「リボルテックタケヤ」(各3800円/全5種)が発売される。発売元は、模型業界内では高い造形技術で定評のある海洋堂。2012年2月1日(水)に“多聞天”、続く3月に“広目天”、4月に“阿修羅”、5月に“増長天”、6月に“持国天”と、5か月連続で展開。世界最高峰の造形力で名高いフィギュア造形作家・竹谷隆之氏が製作総指揮を務めただけあり、どれも実物に引けをとらない精巧な仕上がりになっている。

この仏像フィギュアの注目すべき点は、なんといっても“動く”ところ。頭、ひじ、背、足はもちろん、重なり合うよろいなどを細かくパーツ化することで、複雑なレイヤー構造による幅広いアクションポーズが可能になった。細かい造形の仏像を可動させることで、リアルに再現した力感のある筋骨隆々な肉体、甲冑や柔らかい布の質感、装飾品に至るまでがより凄みを増して見える。

そんな一点物の美術品のような塗装を商品として生産ライン化するため、何度も試行を繰り返したという。奥深い彫像の頂点ともいえる高名な作品がひしめく仏像の世界に、竹谷氏が独自の表現を加え“アクション仏像フィギュア”という新境地を開いた、こん身の作品だ。

仏像は信仰の対象だけではなく、長い歴史の中で造型技術を積み重ねてきた産物だ。様式美や絢爛な衣装などは、現代の我々には非常に“カッコ良く”“ヒロイック”に映る。そんな魅力にあふれた仏像を、現在の技術と表現力で常識に捉われない新しい形にしたい…竹谷氏のそういった思いが、コンテンツの人気に左右されるのではなく、フィギュアオリジナルの魅力でヒットを生み出したいという同社の思いと重なり、同商品が製作されるに至った。今まで誰も手を付けたことのなかった新しい概念“動く仏像フィギュア”に挑戦したことにより、「これまで誰も見たことのなかった、未知の仏像の表情が楽しめます」と、広報担当の白川さんは自信を見せる。

仏像を動かし、自分の好きなポーズをとらせる。そんな“冗談レベル”の考えを“ハイレベル”で実現させた同商品は、ヨドバシカメラなどの大型量販店や、アマゾンなどのネット販売で入手可能。そのままでも十分にクオリティーの高い仏像フィギュアだが、あなたの手でより“ヒロイック”にポーズを決めさせてみてはいかがだろう?【東京ウォーカー】

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