主役は女性!?皇居ランニングが人気

東京ウォーカー

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皇居周辺といえば、都内でも有数のランニングスポット。「東京マラソン」に端を発したランニングブームの影響もあり、仕事帰りに皇居周辺を走る人は多い。

各スポーツメーカーはランニング教室を開催し、ロッカーやシャワールーム、シューズまで貸してくれるランニングステーション(ランステ)も登場。「皇居ランニング」の環境が充実の一途をたどる中、主役を担うのは若い女性だ。

「3、4年前から女性の間で徐々にランニング人口は増えていたのですが、ブームのきっかけはやはり東京マラソン。身近な目標ができたことで、一気にランニング人口が増加しました。最近は女性誌でもランニング特集が頻繁に組まれるなど、人気は更に高まっています」(ナイキジャパン広報・伊東さん)。

では、皇居ランニングの参加者とはどのようなものなのか? ナイキが主催するランニングクラブ(HPから要予約)に参加するため、集合場所であるランニングショップ「アートスポーツランニングオアシス日比谷」に向かった。

夕方過ぎ、仕事帰りのサラリーマンやOLが続々と集まってくる。ロッカーが埋まってしまい、スタッフに荷物を預ける人もいるほどの大盛況。この日の男女比は4:6で女性が多く、年齢層も20〜30代の女性が大多数。日によっては8割以上が女性になることもあるそうだ。

「普段は週に2〜3回1人で走っているんですが、ここに来れば走る上でのワンポイントレッスンや、自分の現状を客観的に見ることができる。仲間も見つかるし1人で走るよりも楽しく走れるんです」(20代の女性参加者)。友人と連れ立って2〜3人で参加している女性参加者の姿が目立った。

着替えを済ませ、体慣らしにランニングショップから軽く5分ほど走ると、いよいよ皇居へ到着。ランニングアドバイザーの指導の下、準備体操を入念に行い、ここで一言その日のランニングアドバイスが。「下腹部に力を入れながら走る」というこの日のテーマに沿い、メンバーはそれぞれランニングを始めた。気分はさながら、10代の気楽な陸上部員だ。

皇居周辺は1周約5kmで1周中に通る桜田門周辺と麹町ではかなり高低差がある、なかなか走り甲斐のあるコース。メンバーは1km7分で走る初心者と6分の中級者に別れ、それぞれのペースで黙々とコースを走る。ランニングアドバイザーがペースを管理する集団で走るため、自分の実力を測る目安としても有効だ。万が一脱落した場合も、アドバイザーが優しくケアしてくれる。

単調になりがちなランニングだが、大手町のビル街や北の丸公園周辺、東京タワーの夜景なども眺められるため、走っていて飽きない。何よりも“東京を走っている”という実感を得られる点が皇居ランニングの人気の秘密なのだ。

無事に走り終えた人はスタート地点周辺でクールダウン。中には1周終わると2周目に向かう強者もいる。ちなみに取材先に急ぎで向かう際以外走らない記者は、初心者集団に参加し、1周でバテた。

一汗かいた後にはランニングショップに戻り、シャワーを浴びて着替える(ロッカーとシャワーは有料。ランニングクラブ参加者は割引あり)。さっぱりして家に帰るのは、普段の会社帰りとは一味違う清々しい気分を味わえるものだ。

「皇居周辺はもともとランナーから人気があったスポットです。信号待ちがなく。1周5kmという目安もあり、警備員が所々にいるので女性には安心感もあるようです」(伊東さん)。

3/22(日)に開催される東京マラソンもあり、これからはさらにランニングが注目を集める季節。皇居周辺で走る理由はマラソンへの挑戦から健康管理のためまで人それぞれ。一度気軽に挑戦してみては?【東京ウォーカー/中道圭吾】

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