強さ×軽さ！“段ボール製”の折りたたみ椅子が評判

収納に優れ、画期的な道具を提案しているCLAUSTRUM（クラウストルム）から、段ボール素材でできたコンパクトな「フォールディングスツール」（各4830円/全4色）が発売され、話題を呼んでいる。

一見、木製に見える「フォールディングスツール」は、大型機械の輸出などに使用される積層強化段ボール製。強靭ながらも打ち抜きや折り曲げ加工ができる段ボールの特質を生かし、誰でも手軽に組み立てられるスツールに仕上がっている。折りたたむとA3サイズの本のようにコンパクトに収まり、重さ1340gと軽量ながら耐荷重250kgと頑丈だ。

デザインと製作を手掛けた遠藤さんは、ホームパーティーや会社での来客用に手軽に使用できるフォールディングスツールを探していたところ、収納性の良いものが見つからず、段ボール加工工場の協力を得て共同で同商品を製作することに。シートの高さや座り心地を追求し、高さは大人の膝丈ほどに設定。座面は使い込むと生じるたわみに合わせて破線状の切り込みを入れたことで、段ボールながらも使うほどにクッション性とフィット感が増すように工夫した。

組み立て方は、折りたたんだ時に上に飛び出している紐のようなペーパーハンドを引っ張り、型にはめ込むだけ。軽くて丈夫、そして持ち運びや収納性に優れているだけでなく、外観も細部までこだわり、塗装する時にできるハケ痕やムラをそのまま生かした独特の質感が木製のようなぬくもりを感じさせる。

カラーはブラック、ホワイト、ブラウン、グレーの落ち着いた4色。女性人気が特に高く、「長時間楽器の演奏をしていても疲れない」などの声も届いているそうだ。

家族や同僚と大勢で集まることが多いこのシーズン。必要な時だけ活躍してくれるコンパクトな「フォールディングスツール」はきっと重宝するはずだ。【東京ウォーカー】