鉄道マニアも認める出来!トレインメジャー開発秘話
東京ウォーカー
「うちは本当はお菓子メーカーなんですよね〜。だから会社的にこの商品は例外なんですよ」
照れながらも、その言葉には自信が感じられる。トレインメジャーの開発者・藤沢さんだ。
2/6(金)まで開催されている国内最大級の見本市「ギフトショー」。日本全国から集められたモノがところ狭しと並ぶ会場で記者が見つけた一つが「トレインメジャー」(525円)だ。商品はいたってシンプル。メジャーの目盛り部分が駅名標になっているだけ。08年6月に発売されすでに累計10万個が売れている。
「いやぁ、全部の駅のホームに降りて案内板を撮影して、それを忠実に再現したんですよ。だから矢印の向きもちゃんとそろってるし、有楽町駅はひらがなで書かれているでしょ」
確かに、ひらがなだ。もしかして・・・
「はい。僕も電車好きなんです。メジャーを使っているときに数字だけだと寂しいなと感じて。だったらケースを電車型にして駅名を載せてしまおうと」
では、写真を撮ったのも?
「あ、僕です。撮影は日曜日ですよ。趣味と仕事を兼ねちゃってますね。はははは。でも、いろいろな鉄道会社から『うちも作ってほしい』と言われているんですよ」
好きが興じての商品開発。しかも会社の分野とは少しはなれたものを作ってしまった藤沢氏。予想以上の反響に驚いているそうだ。今後は4月上旬に新幹線N700系(東海道・山陽新幹線)バージョンと大阪環状線バージョンが発売される。
「ウエストを測ってもらうなど、ダイエットをする女性やメタボ気味のお父さんにも使ってもらえるかなと思ってるんですよ」
なるほど! 普通なら「もうひと息で○○センチ」と言うところを、トレインメジャーなら「もうひと駅で○○駅」なんて駅を目標にして使えるということだ。
かわいらしくも精巧な作りの新感覚メジャー。電車好きはもちろん、ちょっとしたプレゼントに贈れば笑顔の返事がもらえるに違いない。【東京ウォーカー/齊藤宗敬】
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