「確実に痩せる!」社長が断言するタニタ食堂の秘密とは?

東京ウォーカー(全国版)

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1月11日に「丸の内タニタ食堂」がオープンした。当日は新聞やテレビ局など多くのマスコミが殺到し、オープン時間の11時までに営業時間内の全ての整理券がなくなるなど、人気の高さを見せつけた。

同店舗は、体脂肪計・体組成計メーカーのタニタの社員食堂のメニューを本にした「体脂肪計タニタの社員食堂~500kcalのまんぷく定食~」がシリーズ累計436万部を超える大ヒットとなったことを受けてオープン。同社の谷田社長はオープン時、「1ヶ月通っていただければ、確実に体重が落ちます」と宣言し、食堂のオープンに自信を見せた。実際、同社では社員食堂を利用し続けた社員が、10kg近くの減量に成功した例もあるという。その秘密はどこにあるのか。

理由の1つは、低カロリーであること。タニタ食堂のメニューは日替わり定食(800円)と週替わり定食(900円)の2種類から選べ、オープン当日は日替わりが「ささみのピカタ定食」、週替わり定食が「寒ぶりとれんこんのみぞれ煮定食」となっていた。同店が掲げる1食のカロリー目安は500kcal。実際に「寒ぶりとれんこんのみぞれ煮定食」が577kcal、「ささみのピカタ定食」はそれよりも低い477kcalとなっていた。

これを一般的な外食と比べると、マクドナルドのビッグマックとマックフライポテト(Mサイズ)、コカ・コーラ(Mサイズ)をセットで食べた場合、総カロリー数は1150kcalにもなる。同じく外食としてポピュラーな松屋の牛めし(並)は758kcal、オリジナルカレーライス(並)が705kcalと、かなり高い数値。ほかのファミリーレストランや食堂の定食と比較しても1食800~1000kcal前後のメニューがほとんどだ。

低カロリーを実現しているのは、丁寧でこだわりを持った調理法。ダイエットの基本ともいえる“揚げずに焼く・茹でる”という調理をしっかり行うほか、具材をわざと大きく切り、少し固めに調理。しっかりと噛むことで満腹感・満足感を得るように工夫した。ほか、目盛り付きの茶碗に自分で盛るごはんは100~150gが目安と量で、茶碗の半分~7分目程度。炭水化物の摂りすぎ防止に効果を発揮している。

もう1つの理由は、総合的な「健康」をテーマに、減量に必要な“栄養素”にこだわっていること。厚生労働省が定める成人の野菜摂取量350gを大きく補う150~250gの野菜を加える、塩分は3.0g前後に抑える、など計量を徹底している。健康に関わる分野に強い同社ならではの、消費者が“何を、どのくらい食べているのか”把握できる安心なシステムを作った。

店自体にも、従来の店舗の発想の逆を行くこだわりが。店内には自由に使えるタイマーがあり、食事の時間を計ることができる。これは「健康のために20分くらいかけて食事を行ってもらいたい」という狙いがあり、来店者はゆっくりと噛んで食べることを推奨されている。回転率を上げ、店の効率を上げる従来のやり方と全く逆の方式だ。

そのほか、管理栄養士が常駐するカウンセリングルームの併設や、オープン直後の混乱に対応しての徹底された整理券配布システムなど、消費者が再来店しやすい環境作りも同店ならではの努力。「まずは1ヶ月通ってほしい」と谷田社長が呼びかけるように、続けることで「確実な減量」効果が期待できそうだ。

“大ヒット本のリアル食堂”と呼ぶには、あまりにもこだわりがある同店の手法。本と同じく、長く大きなブームになるか、注目したい。【東京ウォーカー】

※記載したメニューのカロリーは、各店舗の発表数値を参考にしています。

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