沖縄「ゆいレール」111,111,111人目の乗客は“記念日1づくし”の女性に

東京ウォーカー(全国版)

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沖縄都市モノレール線「ゆいレール」の乗車1億1111万1111人目を選ぶ記念式典が2月20日(月)、沖縄県那覇市のゆいレール県庁前駅で行われた。記念すべき1億1111万1111人目の乗客は、那覇市首里在住の稲福千賀子さん。普段首里駅からモノレールをよく利用するという稲福さんは、誕生日が11月11日、そして2011年11月11日に入籍をしたという“1づくし”の女性。まさに選ばれるべくして選ばれた、強運の持ち主だ。

今回の企画の応募総数は56人。県内在住で、日常的にモノレールを使用しており、かつ記念式典当日に出席できる人という条件に、関係者の間では応募数に不安もあったそうだが、結果的には予想を上回る応募となった。会場には、事前の抽選で選ばれた県内在住の5人が集合。女子中学生から年配の男性まで、幅広い年齢層の候補者らは、少々緊張した面持ちで運命の瞬間を待った。

5人の名前が書かれた封筒が、抽選箱に集められた後、新城千亜紀駅務員が1人を選出。そして見事選ばれたのが稲福さんだ。小黒輝雄駅長より花束を送られた稲福さんは、たくさんの報道陣を前に満面の笑みで嬉しさを隠せない様子。記念品として、認定証、1日乗車券10枚、オリジナルゆいカード5000円券1枚、ゆいレールソングCDが手渡されたほか、顔写真入り記念ゆいカードも後日贈られるという。

式典後のインタビューでは「1億人ちょうどではなく、1並びの数字に魅力を感じて応募しました。私の人生において、1という数字はラッキーナンバー。選ばれたらいいな、と思っていました」と晴れ晴れとした表情の稲福さん。見事9桁のラッキーナンバーを射止め、輝く笑顔を見せた。

沖縄都市モノレールの仲吉良次社長は「今回は奇跡のような1並びにこだわりました。1(いち)をひと(人)と読み、多くの人々の支えで今日のゆいレールがあることを忘れず、これからも多くの人々の出会いを提供していきたい」とあらためて決意を口にした。

今回惜しくも選ばれなかった4人には、残念賞として「いちゃりばちょーでー賞」が贈られた。“いちゃりばちょーでー”とは、「一度出会えばみな兄弟」を意味するウチナーグチ(沖縄方言)。数字の上では惜しくも1億1111万1110人目、または1112人目となった4人に「1(いち)あればちょうど」の意味をこめ、「いちゃりばちょーでー」とかけ合わせた賞だと仲吉社長は解説した。

いちゃりばちょーでー賞となった、興南中学1年生の根波咲黄子さんは「当たったらいいな、という軽い気持ちで応募した。まさか本当にここに来られるとは思っていなかったので、とても嬉しい」と、思いもよらない出来事に、はにかんだ笑顔を浮かべていた。

2013年5月には、浦添への延長ルートの着工が決定。毎日休まず、沖縄県民はもちろん、日本の、世界の人々を運ぶゆいレール。次は2億人の突破を目指す。【東京ウォーカー】

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