佐藤健が「ロミオ&ジュリエット」で初舞台&初主演! 舞台への思いと関西について直撃!!
関西ウォーカー
「初舞台の作品は変化球じゃなくて、ド真ん中ストレートでいきたかった」
今まさに人気・実力ともに急成長を遂げている佐藤健が、ついに初舞台・初主演! シェイクスピアの名作「ロミオ&ジュリエット」に挑戦する。イギリスで注目の若手演出家ジョナサン・マンヴィの日本での演出デビュー作で、石原さとみと初共演。佐藤はロンドンでワークショップに参加し、日本での稽古を春に控えた2月に来阪、意気込みを語った。
Q:舞台は好きだったんですか?
「舞台は観るのが好きで、野田秀樹さんの作品や劇団☆新感線とか、このお仕事始める前から観ていました。ドラマをやり始めて、いつか舞台をやりたいという気持ちはずっとありましたね。でも、初めてのことって勇気がいるでしょう。いつかやらないと、一歩を踏み出さないと、と思いながら不安もあって。それが今回、ついに、ついに、その時が来た感があります」
Q:初舞台でこの作品を選んだ理由は?
「名作で王道、そこが良かった。初めての舞台で選択肢はいろいろあるけれど、ボクは変化球じゃなくてド真ん中ストレートでいきたいと思っていたので、そこに引かれました。さらに、海外の演出家の方とお仕事ができるという機会もいままでになかったので、興味があって。そこもうれしかったことですね」
Q:ロンドンでのワークショップの感想は?
「内容的に充実した5日間で、アッという間でした。楽しかったです。シェイクスピアの作品は、一人で何ページもの長セリフをしゃべる独白が特徴で、また見せ場でもあると思うんですが、イギリスでハムレットをずっと演じられている役者さんに「ハムレット」の独白を演って頂いたことがすごく印象に残りました。独白をどう言っていいのか見当もつかなかったけれど、具体的な方法論を教えてくれて、まったく光が見えなかったところに光が見えた瞬間でした」
Q:ロミオってどんな人だと?
「物事を客観的に見る冷静なところと、心が先に動いてしまう感情的なところを持っている男。ジョナサンといろいろ話して共有したいと思います。独白シーンが生かせそうですね。原作ではジュリエットは13歳、ロミオは17歳前後という年齢ですが、今回の舞台ではもう少し大人な『ロミオ&ジュリエット』になるのでは、と思います」
Q:今の気持ちは?
「不安とワクワク感と両方あって、不安の方が大きいです。特に初めての舞台だし、芝居の方法論がいままでと全然違うと思うので、デビュー作に挑むような気持ちです。だから、早く稽古に入りたい。体力勝負なので、今はジムに行って走ったり、ダッシュや腕立て伏せなど、部活みたいなことをやってます。それとナイフで戦う場面があるので、ナイフの使い方や構え方など、基礎から練習したり。今回は、ものすごく大変だと思います。初めて恋をしてから死ぬまでの5日間に、すべてのエネルギーを凝縮して、それを2時間から3時間で観せるわけですから。一人の人生をまっとうする。それを毎日1か月以上も続けていたら、どうなるんだろうと思います。体調管理をしっかりして、万全の状態で挑みたいですね」
Q:『ロミオ&ジュリエット』の恋愛観は?
「ここまで人を好きになれることがうらやましい。プライベートでボクはそういうエピソードに乏しくて、こんな経験は初めてです。でも純愛には憧れがあるので、せっかくだから楽しみたいですね。この舞台、カップルの方にぜひ来て頂きたいんですよ。カップルで来たら、絶対盛り上がるから。もちろん一人で観ても、自分が大切な人を愛おしく思えるんじゃないかと思うので、すべての女性に観てほしいです」
Q:恋人より佐藤さんの方が素敵と思ったら?
「嫉妬しますよね、男の子が。嫉妬からケンカになって、ほんとはあなたの方がいいんだよって、さらにラブラブになると思います(笑)」
Q:ファンの方へメッセージを。
「ボクは最初『ロミオ&ジュリエット』は、レオナルド・ディカプリオ主演の映画で見たことがあるという程度の知識でした。シェイクスピアやこの作品をちゃんと知らない方も多いと思うんですよ。そういう方たちに決定版『ロミオ&ジュリエット』を届けたい。知っている人はもちろん、初めて観る人にも、これが『ロミオ&ジュリエット』だよって。そういった意味でもすごく観てほしいなと思っています。これがきっかけでシェイクスピアに興味を持ってくれたら、すごく素敵なことだと思うし。ほんとは敷居が高いものではなくて、楽しめるものなんだということを伝えたいですね。あとは演出のジョナサンが、すごく泣けるものにしたいと言っていたので、泣きに来てください!」
Q:大阪で楽しみにしていることは?
「映画『るろうに剣心』が全編京都ロケで、昨年夏に初めてガッツリ京都にいました。でも、大阪には舞台挨拶や取材で来ていただけなので、今回が初めてガッツリ大阪です。美味しいご飯屋さんに行きたい。和食でも中華でも、なんでも美味しければいいです。ボク、食べることと洋服を買うことが好きなんですよ」
【取材・文=ドルフィン・コミュニケーション】
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