ジブリ音楽の手嶌葵がアニメ「坂道のアポロン」でジャズの名曲をカバー

フジテレビ系のアニメ放送枠「ノイタミナ」で現在放送中の「坂道のアポロン」。フジテレビで5月10日放送分（各局は順次）の第5話で、ジブリアニメでおなじみの女性シンガー、手嶌葵がジャズの名曲「バードランドの子守唄」を劇中で披露することが分かった。手嶌が「ノイタミナ」に参加するのは、今回が初めて。

「坂道のアポロン」は「月刊フラワーズ」（小学館）で連載されていた小玉ユキの原作をアニメ化。ジャズをモチーフに、主人公の高校生・西見薫が転校先の高校で知り合った川渕千太郎の影響でジャズにはまり、とことんのめり込んでいく音楽青春アニメ。毎回、ジャズの名曲をモチーフに、劇中で西見らがセッションを繰り広げるシーンが見どころの1つ。

その第5話で、映画『ゲド戦記』や『コクリコ坂から』などのジブリ映画で印象的なボーカルを聴かせた手嶌が、劇中で歌声を披露する。主人公の薫が、行き別れて音信不通だった母と再会するため、東京に向かうという物語。切なく胸が熱くなるシーンで突然流れ出す手嶌の「バードランドの子守唄」が、薫の思いを代弁するかのような感覚を思わせる。

同アニメの音楽監修を務める菅野よう子は「『バードランドの子守唄』を、主人公の心情を重ねて表現しようと思い、手嶌葵さんを抜てきしました。ビート感がすばらしかった」と、起用理由を語った。

劇中で使用される手嶌葵の「バードランドの子守唄」は、発売中の同アニメのオリジナルサウンドトラックにフルコーラスバージョンが収録されている。【東京ウォーカー】