観光&コンテンツの連携なるか? 沖縄初のマンガ&アニメ&ゲーム&音楽の一大祭り
東京ウォーカー(全国版)
“COOL JAPAN”コンテンツとして世界で注目を集めている「マンガ」「音楽」「アニメ」「ゲーム」に特化した博覧会「MAG OKINAWA Expo Japan」が、6月2日(土)、3日(日)の2日間、沖縄・読谷村の「体験王国 むら咲むら」で開催される。
「MAG OKINAWA Expo Japan」は、「マンガ(M)」「アニメ(A)」「ゲーム(G)」それぞれの頭文字からネーミングされた、沖縄初の一大万博。沖縄の企業やクリエーターが創出するコンテンツを中心に、日本国内及び台湾、香港、シンガポール、欧州に向けて広く沖縄のコンテンツをPRし、イベントを通じて県内の観光、及び、取り組みを広める目的で企画された。観光名所としても名高い「体験王国 むら咲むら」の敷地をフルに使ったイベントとなっている。
「マンガ」部門では、野球マンガ「わたるがぴゅん!」で有名な沖縄が生んだ漫画家・なかいま強氏の複製原画を展示した「なかいま強作品展」をはじめ、2010年に沖縄県立博物館・美術館で開催され、沖縄におけるマンガの歴史を紐解いた「沖縄マンガ展」の出張展や、京都精華大学構内にある「京都国際マンガミュージアム」の出張展示を実施。
それ以外にも、沖縄県内で発行されている電子マンガ誌「コミックチャンプルー」で連載中の「Fly High!~琉球コラソン物語~」の特設ブースを設置して、原画展示はもちろん、著者・がぢばあたるのサイン会、モチーフとなったハンドボールチーム・琉球コラソンの選手が来場し、握手会を行う。ほか、「アンパンマン」のやなせたかし氏、「コボちゃん」の植田まさし氏、「あしたのジョー」のちばてつや氏、「ゴルゴ13」のさいとう・たかを氏ら著名漫画家のサイン色紙を出品したチャリティーオークションも行われる。
また、「イベント広場」に特設されたステージでは、アニメ「瀬戸の花嫁」で瀬戸燦役を演じた声優・桃井はるこを特別審査員に迎えた「アニメソングコンテスト」のほか、アニメやマンガのキャラクターに扮した「コスプレ」のコンテスト、4月28日に「『THE early』-春-」でデビューした県産アイドル・ユニット、RYUKYU IDOLのステージが開かれる。
「ゲーム」関連では、「久米体験館」にて、沖縄から世界へ発信している、スマートフォン向けのゲームアプリを紹介。このほか、県産ヒーロー・琉神マブヤーに関するコーナーも設置され、子ども用のマブヤースーツを着て写真撮影ができる「なりきりマブヤー(有料)」、マンガ版の複製原画展のほか、6月2日には握手会も予定されている。
この「MAG OKINAWA Expo Japan」は大きな目的として、「沖縄県内のコンテンツ産業の活性化とクリエーターの育成」「沖縄県のコンテンツ産業から、観光業などへの新たなビジネスチャンスの創出」「沖縄県内のコンテンツ産業への就業を希望する層への雇用拡大」を掲げている。
そうした意味で、会場内の「琉球武家屋敷 謝名亭」では、全国の高校生がマンガの腕を競う「マンガ甲子園」で入賞した沖縄県の高校生の作品や「おきなわ文学賞」の作品など、未来のクリエイターたちの作品を展示する。一方、「体験天使館」では、マンガ体験教室を開催。あらかじめ下描きされた線画を基に、“つけペン”を使ってペンでなぞる「ペン入れ」など、マンガ制作作業を実体験できるほか、「コミックチャンプルー」の作家陣による似顔絵コーナー、同誌の島袋直子編集長による無料の“マンガ相談所”など、趣向を凝らしたアトラクションが並ぶ。
沖縄県初となるこの「MAG OKINAWA Expo Japan」。沖縄県内には近年、さまざまなジャンルのクリエーターが誕生して、活躍している。そうした状況も踏まえて、イベントの主催者であるMAGおきなわ事務局は、「MAG OKINAWA Expo Japan」を“プレイベント”としてとらえ、今後もこうしたイベントを定期的にやっていく意向だという。この一大万博を足掛かりに、沖縄のコンテンツ産業が大きな一歩を踏み出す。【東京ウォーカー】
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