7月末まで予約で満席！ 大人気のはとバス「スカイツリー」ツアーを体験してきた

オープン初日だけで約22万人もの来場者数を記録した東京スカイツリー。その経済効果は抜群で、「はとバス」のスカイツリー展望台入場付きツアーにも予約が殺到！　7月末日まで、いずれのコースも予約で満席状態だという。

実際に、6月1日の「東京スカイツリー＆浅草隅田川下り」コース(9980円)に同行してみたところ、スカイツリーはもちろん浅草周辺の散策や、川下りまで楽しめる見どころ満載のツアーだったので、その内容を要所ごとの滞在時間や、スカイツリーの絶景ポイントと合わせて紹介したい。

今回のツアーには、記者を含め46人の予約者が参加。浜松町駅に隣接するバスターミナルから9時ちょうどに出発したバスは、レインボーブリッジを渡り、フジテレビの特徴的な社屋や東京ビッグサイト、今年2月に開通したばかりの東京ゲートブリッジなど、お台場の有名スポットが見られるコースを通過。そのまま東京スカイツリータウンを目指し、9時35分にはタワーふもとに到着した。

ちなみにこちらのツアーでは、個人用の入場口とは異なり、団体専用の入場ルートをとっているため、天望デッキまで並ぶことなくスムーズに上れるようになっている。そうしてたどり着いた、地上350メートルのデッキから見渡す景色は絶景の一言で、フロア内では記念写真を撮る来場者が続出。さらに上層にある天望回廊に上る人や、カフェやグッズショップで買い物を楽しむ人も見られ、11時25分までの滞在時間で、それぞれがスカイツリーを思う存分満喫している姿が印象的だった。

続いてバスが向かったのは、スカイツリータウンのオフィシャルホテルでもある「東武ホテルレバント東京」(到着時間11時40分)。こちらではビュッフェ形式の昼食が用意されているのだが、バラエティに富んだ和洋中の料理がずらりと並んでいるため、どれから食べたらいいのか、記者は思わず迷ってしまった。

また通常の料理の他、スカイツリーの開業を記念した特別メニューも数量限定で用意されていて、こちらはあっという間になくなってしまうほどの人気ぶりだった。ちなみに、この日用意されていた特別メニューは、ほんのりとした甘味が特徴的な点心の一種・花巻(ホアジュアン)を揚げて作ったスカイツリー花巻。そのまま食べてもおいしいが、チョコレートやアイスクリームをつけて、スイーツ感覚で楽しむこともできる、不思議な食感の一品だった。

食事を済ませ、次に参加者が訪れたのが浅草寺(到着時間13時15分)。約100分の滞在時間で、浅草観音や仲見世、周辺地域をのんびり散策できるのだが、ここで是非立ち寄りたいのが、今年4月にリニューアルオープンしたばかりの浅草文化観光センター。こちらの最上階はカフェ＆展望スペースになっていて、やや見下ろすようなアングルでスカイツリーが見られるようになっているのだ。当日は記者の他にも、大勢の来場者が同スポットに押し寄せ、スカイツリーとアサヒビール本社オブジェの2ショットを撮る姿が見受けられた。

そして散策の終了後、ツアー参加者の集合ポイントとなったのが、浅草寺から徒歩3分ほどの位置にある水上バスの乗船場。ここから15時5分発の水上バスに乗り込み、隅田川を下って日の出桟橋に向かったのだが、水上から見るスカイツリーの姿はまた格別で、ここでも写真を撮る人が続出！　また日の出桟橋付近までやってくると、今度は東京タワーが姿を現し、2大タワーを一挙に見ることができるお得な川下りとなった。

その後、15時55分に日の出桟橋に到着し、再びバスに乗車。出発地点の浜松町駅バスターミナルに戻って16時10分に解散、という流れでツアーは終了した。限られた時間のなかでスカイツリー及びその周辺の有名スポットを回るとなると、どうしても早足になってしまいがちだが、団体専用のルートが用意されていたり、数量限定の特別メニューが食べられたりと、ツアーならではの特典も満載だったので、東京近郊に住んでいる方でも参加すれば、個人で訪れる際とはまた一味違う感動が味わえるのではないだろうか。

今回参加したコース以外にも、天望デッキから夕暮れの風景を楽しむことができる「トワイライト東京スカイツリー」や、スカイツリーと東京タワーの両方に上れる「東京二大タワー競演」、その他にも築地や国会議事堂が見学できるコースなど、はとバスには趣向を凝らしたツアーが多数用意されていて、さまざまな角度から東京スカイツリーの魅力が堪能できるようになっている。

7月末日まではすでに満席だが、公式サイトで8月以降の予約状況をチェックして、面白そうなコースがあれば、是非、参加してみてはいかがだろう？　ちなみに一度体験した人も、異なるコースに参加すれば、また違った新たな発見ができるはずだ！【東京ウォーカー】