夏到来で焦り？“体の気になる部位”調査結果、男女ともにトップは「お腹まわり」

アサヒホールディングスが、全国の20歳以上の男女815人(男性431人、女性384人)を対象に「体の気になるところ(部位)に関する意識調査」を実施したところ、8割以上が「体で気になるところがある」と回答。多くの人が自分のスタイルを気にしていることが分かった。

この結果を男女別に見ると、男性72.2％に対して、女性は92.7％と、ほぼ全員が体に気になるところがあると考えていることが明らかになった。なかには「ダイエットして夏にミニスカートをはいて、きれいな足で歩きたい」といった夏に向けての対策を考えている人もいて、“自分のカラダ”への関心や美に対する意識に大きな違いが見られた。

さらに、「気になる部位は？」と、より具体的に聞いてみたところ、男性の1位は「お腹まわり」(59.2％)。脂肪が多い食事やビールといったカロリーが高い食品の摂り過ぎによる、いわゆる“ポッコリおなか”という状態になってしまった人が気にしているようだ。2位は、男性としては量も気になるところの「髪の毛(髪質、癖、生え方など)」(23.2％)で、3位は「肌のコンディション(顔の乾燥、肌荒れ、脂症、ニキビなど)」(21.1％)という結果に。意外にも“肌ケア”に感心がある男性が多いことがうかがえる。

一方、女性のトップも「お腹まわり」(69.4％)という結果になっており、年を重ねるごとにたるんでいく下腹やウエストラインを気にする人が多いようだ。2位は「肌のコンディション」で、紫外線による日焼けや、エアコンによる乾燥といった影響が大きいと考えられる。3位は、近年の美脚タレントの影響からか、「脚(太もも、ふくらはぎ)」(46.1％)という結果になった。男女ともに「お腹まわり(ウエスト、下腹など)」を気にしており、ほとんどの人が引き締まったウエストや、へこんだお腹になりたいと願っていることが明らかになった。

その気になる部位へ“対策”をしているかを聞いたところ、男性が実行している部位のトップは、やはり「お腹まわり」(40.0％)。「毎日腹筋30回と、休日には7キロのジョギングをしている」(男性50代)という意見もあり、“ポッコリおなか”になる前に何らかの対策をしている男性も多いようだ。また、女性の気になるところへの対策トップは「肌のコンディション」(43.9％)で、「顔、腕、首などには日焼け止めをこまめに塗る」「しみやソバカスが増えないように気をつかっている。果物をたくさん食べて入浴後に顔パックを毎日している」といった、外出時や入浴後にスキンケアを日課として取り入れている人が多数。“化粧をする”という習慣を持つ女性にとっては、比較的取り組みやすい対策なのだろう。

しかし、女性が気にしている部位のトップだった「お腹まわり」(69.4％)の対策をしていると答えたのは、29.6％と低め。さらに3位の「脚(太もも、ふくらはぎなど)」(46.1％)も、気にしている割りに、対策をしている人は12.4％と少なく、運動対策が必要だと思っている部位にも関わらず、対策を取っていないことがわかる。顔や腕といった普段“表”に出ている部分と、お腹や足などの“見えない部分”の意識の差なのかもしれない。

梅雨が明けると本格的な夏到来で、海水浴や、露出の多い服を着て出かける機会も増えるはず。「気になる部位」がある人は、今のうちに“対策”を講じておいたほうがよさそうだ。【東京ウォーカー】