潜入!“男の婚活”レッスン【顔面改造編】
東京ウォーカー
女性の間ではすっかり定着した婚活。男性はどうかといえば、4月からフジテレビ系列の月9枠でSMAPの中居正広主演で「男の婚活」をテーマにしたドラマが放送されるとか。となれば、俄然「男の婚活」にも注目が高まり、男性ニーズも高くなるはずだ。
婚活をする際、「見た目のプロデュース」を20代の男女共に約2割の人が気にしているという現在(ANA クラウンプラザホテル調べ)。エスコートなどのハウツーも必要だが、やっぱり“見た目”も大事なのでは?
そう考えた記者が向かったのは、赤坂サカス内にある「PDS パーソナルデザインスタジオ」。中年男性を“素敵な紳士”へと変貌させてきた唐澤理恵さんが若い男性向けに開いた“男前になるためのスタジオ”だ。エグゼクティブに向けて数十万円で提供していたサービスのエッセンスを、フツーの人にも利用して欲しいと8400円の「男前コース」など、破格の値段で揃えている。
「頑固なこだわりが多くトータルで見る必要がある中高年と違い、若い人はどこが悪いのかを指摘すれば自力で改善できる。一般的なビジネスマンが来やすいように料金を設定しました」と唐澤さん。店には近隣のビジネスマンはもちろん、遠方からやってくる人も多いとか。
唐澤さんの“男前作り”のポイントは「印象分析」だという。「人は第一印象で評価が決まることが多いため、見た目と内面のギャップを埋めることが大事です。見た目で期待されることとその人の内面にズレがある場合、人の期待を裏切ってしまうことがあります。これを解消するために顔の印象分析をするんです」(唐澤さん)。
ふむふむ。例えば、男性で「見た目ワイルドだが、趣味マドレーヌ作り」などのギャップがあれば、話のネタとしては面白い。だが、当初抱いた期待感は裏切られるだろう。印象が良いほうに転ぶとは限らないので、見た目と内面の印象を近づけるに越したことはない。
「男前コース」とは人に応じて状況を診断し、「髪型・服装など見た目へのアドバイス」、「顔のマッサージ」など“男前”になるための援助をするサービスだという。
そして記者も「男前コース」を体験することに。チェックされるのは、(1)ヘアスタイルと眉、(2)眼鏡、(3)素肌、(4)服装の順。個々の状況に合わせて、それぞれの改善点が指摘されていく。記者の場合は連日の取材の疲れのせいか、パッと見で「顔色が良くない」という指摘を受けた。さらに「肌の乾燥」と「眉の形」などの改善点を挙げられ、「顔力マッサージ」と「眉カット」を受けることになった。
そして“改造”が始まった…。“プチ整形を受ける女子の気持ち”がほんの少しわかったような気がした40分間。明らかに顔の色ツヤが良くなり、しばらくお目にかかれなかった“クマのない顔”がそこにはあった。
「ずいぶん元気な印象になりましたね」と唐澤さん。その場の女性スタッフからもおだてられ、すっかり気をよくした記者。編集部に帰ると、ミョーにスッキリしている記者の顔を見て、逆に不審がる男性編集部員も。効果は少なからず現れたようだ。
余談だが、後日「特命係長 只野仁」を見ながら“男の変身”について考えてみた。…ギャップがあるのは話としては面白いが、“昼・只野”だと確かにモテない。見た目と内面のギャップを埋めることは、現実では必要なことだと改めて感じた。【東京ウォーカー/中道圭吾】
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