3連休に行くべし! 京都・祇園祭“混雑回避”の観覧術を公開!!
関西ウォーカー
平安時代から続く京都3大祭の1つ「祇園祭」もいよいよ本番だ。7月1日から1か月間、さまざまな神事が行われ、10日(火)から山鉾がたち、巡行まで多くの人でにぎわう。今年は14日(土)の宵々々山から16日(祝)の宵山まで3連休という絶好の日程だ。その祇園祭の楽しみ方を、京のまつり研究会代表・島田崇志さんに教えてもらった。
「祇園祭の魅力はなんと言っても豪華絢爛な乗物や工芸品で飾られる32基の山鉾。特に前掛け、胴掛けなどの染織品の3分の1は、中国、インド、ヨーロッパ、ペルシャなどから渡来したもので、異国情緒にあふれています。祇園祭に来たからにはぜひ鉾に上ってほしい。私のイチオシは月鉾! 円山応挙作の天井絵や山鉾随一と言われる金具類などがあり、まさに“動く美術館”そのものです」(同島田さん)と言うように、上れる鉾もいくつかある。それぞれの鉾にはそれぞれのご利益があり、例えば月鉾は疫病よけ、船鉾は安産・疫病よけなど。自分の願いを叶えてくれそうな鉾を探して上ってみるのもオススメだ。
「また、宵山、宵々山だけに公開される町家の屏風飾りも必見! 新町通、室町通を中心とした町家で、秘蔵の屏風を見られるのもこの祭の楽しみの一つ」(同島田さん)と言うように、15日(土)・16日(日)に開催される「屏風祭」も見逃せない。山鉾町の旧家で、代々所蔵されてきた貴重な屏風や掛け軸などを一般に披露してくれるイベントだ。祭りの最中には、限定の京スイーツも多数登場する。
島田さんに、ご利益満載で見どころの多い祇園祭を効率よく巡るための裏技を教えてもらったので、「混雑を避けて巡る5カ条」をチェックして、ぜひ役立ててみて! 夏休み前に、祇園祭でひと足早い“日本の夏”を感じてみては?【詳細は7月4日発売号の関西ウォーカーでMAP付きで大特集!】
混雑を避けて巡る5カ条
【1】ピークは7月15日(日)・16日(祝)の20:00前後~21:00!
最も混雑するとおりは四条・室町・新町通。山鉾が多く集中するこのエリア、特に夜は一方通行になり身動きが取れないほど。この時間帯を避けるのが吉
【2】混雑する時間帯は四条通を避けるべし!
四条通は最も混雑するので、長刀鉾や函谷鉾を見学するなら、18:00まで、または21:00以降が比較的すいていて、見学もしやすい。
【3】山鉾見学は鈴鹿山のある北側から進め!
多くの人は駅のある四条通から室町、新町通の北へ向かって巡るので、反対に北方面から順に南に向かって山鉾を巡るのがオススメ
【4】ゆっくり山鉾を見るなら、四条通の南へ!
四条通から南エリアは比較的すいているうえ、太子山や船鉾などがある。綾小路通より南のエリアは昔の情緒を感じられ、落ち着いて山鉾が楽しめる
【5】鉾へ上るには17:00までに済ますべし!
17:00を過ぎると格段に待ち時間が長くなる。ただし14日(土)までなら夜でも比較的待ち時間が少なく、スムーズに鉾へ上ることができる
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