美しい男たちが地域を盛り上げる“まちづくりNPO”「イケメン連」に注目
東京ウォーカー(全国版)
美しいビジュアルと独特の発想力で地域を盛り上げていこうと活動する「沖縄イケメン連」をご存知だろうか? そんな“イケメン”たちが一夜限りのホストになり、疲れた女性を癒すユニークなイベントが、七夕の7月7日に那覇市おもろまちのレストランバー「CHEF’S GRILLE」で行われた。
「イケメン連」とは、“イケメン力(りょく)”(=イケメンの持つエネルギー)で地域を盛り上げていこうと活動する、日本初のまちづくりNPO(非営利団体)だ。四国四大夏祭りの一つである愛媛県松山市の「野球拳おどり」を若い力で盛り上げようと、2004年春に結成。最近では、夏祭りの舞台にとどまらず、愛媛のご当地バーガー「じゃこかつバーガー」のプロデュースなど、活動のフィールドを広め、その活躍ぶりは、愛媛県知事をはじめ、松山市長や地元経済界からも認められているほどだ。
そして、活動7年目を迎えた2010年、初めての兄弟団体として「沖縄イケメン連」が発足。南城市にある「斎場御嶽(せーふぁうたき)」など、14カ所の聖地を巡る沖縄の伝統行事「東御廻り(あがりうまーい)」を新しい観光プランとして全国に発信するための体験ツアーを実施。さらに、かりゆしウェアの普及を目指したイベント「かりゆしフェスタ」を開催し、昨年7月にはイケメンたちが自腹で東京へ出向いて、新宿の伊勢丹百貨店でファッションショーも行った。こうした地道な活動から認知度も高まり、現在は愛媛で約15人、沖縄で約30人のメンバーが在籍。設立からさかのぼると約100人以上が地域活性化に協力しているそうだ。
今回開催されたパーティーは、「沖縄イケメン連」の活動を広く知ってもらおうと企画されたイベントの第3弾。地道な活動で少しずつ認知されてきたこともあり、参加者は50人に達した。あまりの盛り上がりに終了予定時間を大幅に超えるアクシデントもあったが、緊張の面持ちだった女性たちはすぐにメンバーと打ち解け、七夕にちなんで短冊に願い事を書くなど、終始リラックスして食事やトークを楽しんでいた。ちなみに、笹飾りは後日、メンバーが神社で成就祈願するという。
この日初めて「イケメン連」のイベントに参加した20代女性は、「パソコン検索して『イケメン連』のことを知った。ちょっとドキドキしたけど、参加したらすごく楽しかったし、いろんな活動をしていることを知ることができて良かった。自分のまわりのイケメンの友達をぜひ『イケメン連』に推薦したい」と、彼らの活動に興味を持った様子。また、娘と参加したという80歳の女性は「1回目から毎回参加している。とかく暗い話題ばかりの昨今、こんなに楽しい事があるだろうか」と、笑顔で話す姿が印象的だった。
「イケメン連」のプロデューサーである白鳥哲也さんは、「メンバーの“イケメン”という要素は、素晴らしい個性であると同時に、さまざまな可能性を秘めた“ソフトパワー”だと思います。イケメンで地域を元気に面白くする取り組みの先駆者として、これからも爽やかに汗を流し続けます!」と、意気込みを語った。今後は、来年で10周年の節目を迎える愛媛や、沖縄に続く兄弟団体を各地に発足させ、「全国イケメン連サミット」の開催も計画するほか、「バンコクイケメン連」設立など、海外展開の可能性も視野に活動を続けていくというから楽しみだ。
年齢も職業もまったく異なる男たちが独創的な企画で地域活性化を図る団体「イケメン連」。あなたの街のイケメンが地域のために活躍する日も、そう遠くはないかもしれない。【東京ウォーカー】
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