最後はあっと驚く展開!? 8/11(土)ついに公開! 映画「桐島、部活やめるってよ」主演・神木隆之介に直撃!
関西ウォーカー
朝井リョウの青春小説を原作に、学校の人気者の不在から校内のヒエラルキーや友情が崩壊していく様子を描いた映画「桐島、部活やめるってよ」。突然、部活を辞め学校に姿を見せなくなった桐島。その知らせは校内に波紋を広げ、クラスの人間関係も変化していく。一見、桐島とは正反対の地味な映画部部長の主人公・前田を演じる神木隆之介が映画のこと、そして自らの学生生活について振り返ってくれた。
─桐島の不在をきっかけに浮き彫りになる、同級生の間の上下関係など「あるある!」と思わず共感してしまう高校生活が描かれた青春群像劇ですが、台本を初めて読んだ時の感想はいかがでしたか?
「文字を読んでいるだけでも、各キャラクターの心の微妙な変化が伝わってきて、この作品を撮影していた時、僕も高校生だったので共感するところが多かったですね。特にクラスの中心にいる竜汰に共感しました。放課後に“なんでオレらはバスケをやっているんだろう?”ってふとつぶやくのですが、僕もそういうことを思ったことがあったんです。僕はクラブ活動にも入っていなかったので、ダラダラと友達と放課後を過ごすのがサイクルになっていて“なんでこんなことをしているのかな? これで得ているものはあるのかな?”って考えたことがあって。そういうなにかに迷う気持ちはすごく共感しました」
─今回、神木さんが演じる前田は学校内のヒエラルキーで言うと“下”に属するキャラクターですが、前田についてはどう思いましたか?
「前田はヘタレと言われるけれど、実はガマン強くて内に熱い気持ちを秘めているキャラクターだと演じていて思いました。僕はどちらかというと大人しくはなくて(笑)、誰とでも気軽に話すタイプなのですが、自分が“これだ!”と思えばそれに突き進んでいくところは前田に共感できるところですね」
─自分とは正反対とも言える前田を演じる上でポイントにしていたのはどんなところですか?
「たとえば、前田が映画部部員に“(セリフを)覚えておいてよ”と言うセリフがあって、本気で怒っているようでそうは聞こえないような言い方をするのですが、そういう前田の微妙な言い回しは吉田監督と何度も話し合いながら演じていました。あとは、前田が大好きなゾンビ映画もたくさん観たのですが、僕は“血”が苦手なので正直つらかった…(苦笑)。でも、そういった自分とはまったく違う役を演じられるのは楽しいですね」
─原作は各章がキャラクターごと分けられて描かれていましたが、映画では各キャラの視点ごとや時間軸を変えてエピソードが展開していきます。これによって撮影はかなり大変だったそうですが…。
「同じエピソードでも視点を変えて描いていくので、同じ演技を何度も全力で繰り返したんです。1つ1つすべて同じ動きをしなきゃいけないので、どのシーンを撮影しているのかがわからなくなるくらい大変でしたね(苦笑)。実は撮影は実際の高校で行われていて、生徒さんが授業をやっているそばで撮影をしていたんです。でも、それによって学校の空気感が出て、キャストにとっても演じる上でよかったなと思います」
─物語はまさかの“桐島不在”で展開していき、あっと驚く展開が待ち受けます。ずばり見どころを教えてください!
「大人も学生も共感できるキャラクターが誰かしらいると思いますし、1人1人の心の変化が繊細に描かれ、それがクライマックスにつながっていくので目を離さず観てほしいですね。ぜひ“桐島”に振り回されてほしいです!(笑)」
【取材・文=リワークス】
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