【WEB連載】酒女倶楽部の日本酒レポート 6本目 「Ice Breaker(アイスブレーカー)」(京都府・木下酒造)
関西ウォーカー
猛暑じゃなくて、もはや炎暑ですね。みなさん、バテてませんか~。わたしは幸いなことに、日本酒パワーのおかげで、いまだ全開でございます!日本酒最高!
さて、本日ご紹介するのは、こんな炎暑にくぅっと飲みたい1本。「Ice Breaker(アイスブレーカー)」京都府・木下酒造 http://www.sake-tamagawa.com/ です。その前に、みなさんにおことわりを。わたし、今年もこのお酒をぜひ賞味しよう、と思ったんですが、これ、発売されるとすぐに売り切れてしまう人気酒なんです。で、今年、はっと気づいたときには、すでに売り切れ(泣&反省)。なので、去年飲んだときの味を思い出しながらレポートいたします!
ところで、アイスブレーカーを直訳すると、氷を砕く、ですよね。そこから転じて、人間関係の緊張を溶かすもの、という意味があるんです。このお酒も、そんな願いを込めて作られています。お酒を買うと、瓶にちっちゃなカードがついているんですが、このカードにこう書かれています。「お酒が入るとリラックスして、付き合いが楽しくなるもの。そんなふうに緊張感をほぐし、座を和ませるものを『アイスブレイカー』といいます」。ほほう!なんだか大勢でワイワイ飲みたくなりますね。
さて、お味のほうは、というと、純米吟醸らしく、香りフルーティーでさわやかです。だけど、このお酒、このまま飲むんじゃなくて、グラスに氷を入れて飲むと、さらにステキなお酒になるんです。「日本酒をロックで飲むの?」。はい!そうです。このお酒は、あらかじめロックで飲むことを想定して作られているんです。というわけで、ちょっとおしゃれに、ワイングラスに氷を入れて、Ice Breakerをトクトクトクと注いで、いただきま〜す。ん〜〜〜涼やか〜〜〜。夏はやっぱ、これだな〜、と思っちゃいます。お酒自体は、しっかりした甘みのあるテイストなので、氷で割っても味が壊れたりはしません。それどころか、氷が溶けるほどに味が微妙に変わり、カランカランという氷の音とともに楽しませてくれます。
にしても、Ice Breakerなんて、日本酒っぽくないネーミングですよね。そのはずです。このお酒をつくる杜氏さんは、なんとイギリス人。フィリップ・ハーパーさんという方です。とある日本酒会で、この方とお会いしたことがあるんですが、この方、もはやイギリス人ではありません。関西人です。関西弁バリバリだし、突っ込みもうまい。話していて飽きない、面白い杜氏さんです。さあ、夏も後半戦!日本酒飲んでバテ知らず!
甘さ度★★★☆☆ 辛さ度★☆☆☆☆ 女性度★★★☆☆ 男性度★★★☆☆
◆合う料理:ナッツ類、もろきゅう、豆乳プリン
◆このお酒を芸能人に例えると…そこにいるだけで、みんなの緊張を溶かしてくれそうな「堀北真希」さん!
※甘さ辛さ度、女性男性度、合う料理は、すべて高野の独断と偏見です。
【文・写真=酒女倶楽部・高野朋美】
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