メイドはもはやアイドル!?秋葉原の進化するメイドカフェ

東京ウォーカー(全国版)

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前田敦子さんのAKB48卒業公演時、ファンで騒然となった秋葉原。独特の世界観とカルチャーの発信基地でもあるこの街で「メイドカフェ」が進化している。かわいいメイドさんが給仕してくれるだけでなく、イベントや撮影会の開催から、メイドさんのCDデビューに至るまで実に多彩なのだ。

“アイドルがライブをしながら給仕する”スタイルが人気の「ディアステージ」。2007年に誕生し、秋葉原が“2.5次元の街”として話題になり始めた頃から営業を続けている長寿店だ。

「オープン時、秋葉原が発信する音楽を扱う店は珍しかったので心配もありましたが、当初はホコテンやメイド喫茶の最盛期。口コミやネットワークのおかげで連日行列でした」と、仕掛け人の一人であるオーナー・福嶋麻衣子さんは語る。「アイドルに限らず、いまはセルフプロデュースが上手な人が多い。自分自身を表現できる才能にあふれた人たちが集まる秋葉原。世界に発信できる文化がもっと生まれるといいですね」(福嶋さん)。

秋葉原は“5年で街が変化する”と言われている。「PCゲームやアニメが流行し2次元の世界と言われたのが2000年ごろ。2005年からは2.5次元としてメイド喫茶が、2010年以降、今は3次元としてのアイドルの街かな」(福嶋さん)と話すとおり、メイドカフェのスタッフがCDを発売するなど、アイドル路線をウリにする形態が増えているんだとか。福嶋さんはTOY'S FACTORYとコラボし新レーベル「MEME TOKYO」を発足。昨年には、メンバー全員が“オタク”というアイドルユニット「でんぱ組.inc」がメジャーデビューを果たした。ライブの様子はUSTREAMでも同時中継され、秋葉原のディープでパワフルなカルチャーを世界に発信している。今後もそれに次ぐユニットを誕生させていく予定だという。

こうした流れからか、海外でも最新の“メイドカフェ”情報がよく知られるようになった。中国のメディアとして「めいどりーみんHeaven’s Gate店」に取材に来ていた李さんに話を聞いた。

「今日初めて、実際にメイドカフェに来ました。とても楽しみにしていましたが、その予想よりも面白かった! メイドさんたちはまるでアニメから出てきたみたいでリアリティがあり、明るく元気で、楽しい気持ちになりました」と絶賛。「つい最近、北京に“メイド居酒屋”や“メイドコンビニ”ができて、評判になっています。中国にはまだ“メイドカフェ”はありませんが、是非作ってほしいと感じますね」(李さん)。

秋葉原駅周辺に5店舗を展開している「めいどりーみん」には、海外からのお客さんも数多く来店する。今後、異文化交流が楽しめるメイドカフェが出てくるかもしれない。

ほかにも“メイド×花屋×カフェ”や“戦国コスプレ×バー”、“男の娘×メイド×カフェ&バー”など、個性的な店舗が多数登場している秋葉原。店舗が作り出す世界に、客が飛び込んで楽しむ形式のメイドカフェが多いという。夏バテ気味で元気がなかったり、夏休みに遊び疲れてしまった…という人は、進化を続ける秋葉原のメイドカフェで癒されてみては?【東京ウォーカー】

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