CMでもお馴染み、だけど今さら聞けない“プラチナバンド”って何?

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

SMAP出演のCMや、サントリーBOSSの「宇宙人ジョーンズ」とソフトバンクモバイルの「白戸家」がコラボしたCMなど、最近“プラチナバンド”という言葉をよく耳にするようになった。これは7月25日にソフトバンクモバイルのプラチナバンドスタートを受けてのものなのだが、ではプラチナバンドとは、いったい何のことなのだろう?

このプラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯域を中心とする極超短波の帯域を指す通称だ。電波の波が1秒間にどれくらい繰り返されるかを示す尺度で、携帯電話以外にも、家電や衛星放送など、様々ものに周波数が割り当てられている。

低い周波数は高い周波数に比べ、建物があっても回り込んで電波が届くという特性があるので、ソフトバンクがもともと利用していた1.5GHzや2GHzから、900MHzと低い周波数も併用することで、簡単に言えば、基地局一つで広い範囲をカバーできるようになり、これまで繋がりにくかった地下や屋内、山間部などで快適に通話ができるようになるということだ。

しかし、「実際にちゃんと繋がるの?」と肝心な点はどうだろう?ソフトバンクユーザーの多くの声を聞くと、7月25日以降もさして電波状況が改善されていないという。実はスタート時点での基地局が、東京都でも板橋区・豊島区・北区の一部ほか、全国の一部地域のみであり、ソフトバンクが公式サイトやCMで“順次拡大中”と謳っているのはこのためなのだ。

ちなみに、ソフトバンクのライバルでもあるauとdocomoはどうかというと、意外に知られていないことだが、実は以前から800MHz帯のプラチナバンドを利用している。auもdocomoも長い年数をかけてエリアを作ってきているため、まさに一日の長があるというのが実情だ。

今回、ソフトバンクもプラチナバンドを獲得したことで、将来的にauやdocomoと同じくらいに繋がる可能性がようやく出てきたというのが正しい理解となる。ソフトバンクが地道に基地局を増設し、対応エリアが広がるにはまだまだ時間がかかるということだ。

また、auにおいては、地道な努力が評価され、日経BPコンサルティング調べ「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2012」でも“スマホつながりやすさNo.1”となっている。これからスマホに乗り替え、ついでにキャリアも乗り替えようと思っている方は、プラチナバンドのことも念頭に置いて、選んでみるのも一つの手だと言えるだろう。【東京ウォーカー】

この記事の画像一覧(全5枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る