沖縄の中高生が熱演!地域で創り上げた感動の舞台「肝高の阿麻和利」開催

東京ウォーカー(全国版)

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沖縄に古くから伝わる伝統芸能「組踊」をベースに現代音楽とダンスを取り入れた、現代版組踊「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」の公演が、2012年9月8日(土)・9日(日)に沖縄・うるま市のきむたかホールで行われる。

「肝高の阿麻和利」は、世界遺産・勝連城の最後の城主となった“阿麻和利”の半生を描いた物語。肝高(きむたか)とは、「心豊か」「気高い」などを意味する古語で、かつては、高い生活文化を誇る勝連地域や勝連城の美称として使われていた。同作の公演回数は、今年2月までに204回を数え、観客動員も延べ13万人を越えるなど、沖縄県内で高い人気を博している。沖縄・うるま市の中学・高校生によるキャストで構成され、伝統芸能である「組踊」の形式を基にダンスやバンドを取り入れて現代風にアレンジした、まさに“沖縄版ミュージカル”ともいえる舞台だ。

この舞台は、1999年に当時の勝連町教育委員会が、青少年の健全育成と子どもの居場所づくりや地域活性化を目的に企画。演出家・平田大一が総合演出を手掛け、2000年に第1回目の公演を行ったのが始まりだ。当初は、1回限りの上演を予定していたが、出演した子どもたちの熱い要望に応え、“再演”が決定。その後、出演対象者を中学生から高校生にまで広げ、初舞台から今日に至るまで世代交代を繰り返しながら進化を続けている。

この舞台の卒業生であり、現在は「あまわり浪漫の会」事務局のメンバーとして公演を支える祖堅加奈枝さんは、「私は、中学3年の終わりから高校3年生まで阿麻和利の活動に参加していました。現役時代は仲間と共に一つの舞台を作り上げる楽しさを学び、地元を好きになることができました」と、当時の心境を振り返る。今年で12年目を迎える人気の舞台、その見どころについては「キャストが土日で変わるので、どちらも見逃せません! “レクイエム”(阿麻和利が死ぬ場面)は、本当に当時にタイムスリップした雰囲気になります」とアピールした。

地元の中高生と卒業生、大人たち、それぞれの思いがひとつになった舞台。子どもたちに創り上げる喜びを教えるだけでなく、英雄・阿麻和利の壮大な物語を通して歴史を学び、伝統芸能を後世へ伝える大きな架け橋になりそうだ。観る人の心を掴む若者たちのひたむきな演技と躍動感あふれる感動の舞台を、ぜひ生で体感しよう!【東京ウォーカー】

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