【インタビュー:その1】シングル「のぞき穴」を9/19にリリースした「赤い公園」とは!? デビューしたばかりの4人の魅力に迫る!!

関西ウォーカー

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結成から2年という今年の2月、そして5月と立て続けにミニアルバムを2枚連続でメジャーから発表。華々しいデビューを飾り、今回シングル3部作と銘打った上で1枚目となるシングル「のぞき穴」も発表される。ポップでありながらも、その曲の構築力…、そして若干20歳という年齢ながらも不思議な魅力を醸し出す4人。

写真やPV、ライブでのはっちゃけたユーモラスな部分にも惹かれる中、いったい彼女たちは何を考えているのだろうかと、緩やかながらも真っ向から対峙してみた。自分たちでは「頭が悪い」と独特の自虐表現をするが、とにかく内に秘めたる一生懸命さ、マジメさには驚いた…。楽しみながら、日々を焦りながらも、とにかく歩いている「赤い公園」。非常にパーソナルな面が伝わるインタビューとなった。是非とも、読んでいただきたい。

―2年前の1月に結成したばかりなのに、メジャーデビューを果たし、順調に音源もリリースしているし、大きなイベントやフェスにも呼ばれていますよね。このスピード感は凄いなと思うんですが、いかがですか。

津野「クロマニヨンズさんやブルーハーブさんとライブができたりとか、想像できなかったこともあります。でも、音源出したりとか、こういう事をしたいという大枠は、みんなで想像してきたことかなと思います」

藤本「びっくりする間もないくらい、いろんなことが毎日起きているので、寝る時はゆっくりしています」

歌川「(笑)。びっくりは、よくしています」

津野「えらいこっちゃです(笑)」

佐藤「正直なところ、周りのバンドさんがどういうペースで進まれているかはわからないですが、確かに順調なペースでいけてるのかも知れないです。でも、どんな時も、めっちゃ焦っています」

―津野さん、その焦る感じってわかりますか?

津野「そうですね。目標がひとつひとつ達成していく感じはあるし、出会いもあるんですけど、まぁ、自分たちがかねてから目標としていた事に向かって歩いているというか…。まだまだ、全然到着できてないので、自分たちでは凄く遅く感じる事もあります。だから、焦りはありますし、それはあってもいいものだと思います」

―そういう事って、バンド内で話し合いますか?

津野「マジメに話すっていうよりは、さらっとしています。言わないわけでもないし。『これ!』と決めたら、真っ直ぐいくタイプなので。みんな口を開けば、割とバンドの話はしていますね」

―焦りだけでなく、戸惑いもありますか?

佐藤「戸惑いはありますけど、それ以上に戸惑っている場合じゃないというか、止まりたくないので。『どうしよう??』という感じではないです」

藤本「浮かれすぎず、冷めすぎず、平常心でいたいと思っています」

歌川「何かをやる直前になると、結構とまどってくるんですけど、とまどいすぎるといろんなことが上手くできなくなっちゃうと思うので、上手い具合に保とうと思っています」

―あの、今回ライブの話も伺いたいなと思っていて、こないだ5月の大阪城野外音楽堂での「OTODAMA~音泉魂~」の「ヤングライオン編」を観させてもらったんです。

津野「ライオンの着ぐるみを頭にかぶった番台(清水音泉代表)が話していましたね(笑)。あの日は野外が初過ぎて、初めて外に出た子供くらいの雑な遊び方で(笑)。個人的には、楽しかったです」

歌川「結構、てんやわんやな感じでした(笑)」

藤本「解放的な感じになったのと同時に、『あちぃ~』ってなってたら終わってました(笑)」

佐藤「あの日のSEが『ライオンキング』だったので、ライオンになりました(笑)。一瞬だけですけど、森を操れた感じになりました!」

全員「あははは(笑)」

藤本「『サバンナのみんな~!』って言ってたもんね!」

―(笑)。あの日のライブを振り返ってみて、どうですか?

津野「私、4人の中で一番頭で考えちゃうので、他の3人に聞いた方がおもしろい話が聞けると思いますよ」

佐藤・藤本・歌川「おっと~!!!」

―(笑)。じゃあ、まずは津野さんからいきましょう。

津野「頭で考えすぎて、楽しみ方を見失ったまま、2012年下半期ですよ(笑)。一生懸命ライブを終える事に集中していました。ベースとボーカルが暴れすぎてステージからいなくなって、ドラムとふたりきりになった時は楽しかったですね。最近、そのドラムすら内にこもって叩いていて、私ひとりになっちゃうんですよ(笑)」

―(笑)。こないだのは、砂場で遊びすぎて、”砂場ーズ・ハイ”になった子供みたいでしたよ。

全員「あははは!!!!  ”砂場ーズ・ハイ”!!!!」

―赤い公園の前に出ていた撃鉄は、頭良く考えているじゃないですか、構成や演出を。だから、余計にそう感じるのかなと(笑)。

歌川「こっちは、頭悪い方なんで(笑)」

―(笑)。撃鉄兄ちゃんがしっかりと妹の事も考えて、砂場を荒らしやすくできるように、整えていたというか。実際、MCでも「次はかわいい妹分、赤い公園です!」と言っていたしね。

津野「そうですよね! でも、マジ、”砂場ーズ・ハイ”だったよね!?」

歌川「私とか結構頭悪いんで、ライブになると余計な事を考えられないんです。でも、ベースとかボーカルが暴れている時は凄く冷静になりますね」

藤本「ライブは毎回本当に楽しみです。でも、暴れようとは思っていないです」

津野「ウソだろ!?」

藤本「(笑)。でも、ライブをしている時が生きていて、一番楽しいし」

津野「あれは、”ナチュラル暴れ”なの?!」

藤本「楽しくなってきちゃう。こないだも、初めて靴を履いてライブをして、凄いやりやすいし、楽しいしと思ったら、いつの間にやら踊っていました!」

津野・佐藤・歌川「あははは(笑)」

藤本「そん時は、さすがに我に返りました! 靴を履いた方がやりやすいと気付いた19歳夏でした!」

佐藤「私は逆に座って歌えるなら、座ってやりたいです(笑)。でもライブって、凄くいろいろなパフォーマンスを経験して思った事は、(自分たちが)動いてる方がお客さんは楽しいんだろうなって。普通に棒立ちで歌っていいなら、棒立ちで歌いたいくらいですが、それだとCDでいいのかなと思って。印象に残るには、荒ぶったパフォーマンスを求められている気がするし。私も結構考えちゃう方で…。その場に応じて、そこに合ったパフォーマンスができるようになればいいなと思います。だから、お客さんありきですね。でも、ライブは楽しいです」

※【その2】に続く

http://news.walkerplus.com/2012/0919/18/

【取材・文=鈴木淳史】

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