【連載「ミスキャンパス立命館2012通信」Vol.6】創意工夫で次世代のセンスに~扇子は進化し続ける~
関西ウォーカー
日中もだいぶ涼しく、過ごしやすくなってきましたが如何お過ごしでしょうか。先日、ミスキャンパス立命館2012のイベントのゲストを発表しました。これからまだまだゲストの発表をしていきますのでお楽しみに!このような当日イベントの情報やこちらでは掲載しきれない活動の様子はこちらで(http://missritsumeikan.net/index.html)ご確認ください!
さて、立命館大学ミスキャンパスのファイナリストが毎回京都らしい体験にチャレンジするこの連載ですが、今回紹介させていただく文化は京扇子です。体験させていただいたのは麩屋町六角を少し上ったところにある白竹堂京都本店です。店内には様々な扇子がディスプレイされており、ファイナリストたちも興味津々の様子でした。
扇子作りの工程は扇骨にあらかじめ絵付けしておいた地紙(扇子専用の扇形の紙)を通して扇子として完成した物を約一ヶ月後に受け取れるという流れです。こちらではデザインの決定と絵付けまでを一時間程度で体験させていただけます。デザインの参考に遊び文字や花の絵が載った本をお店から貸していただき、それを参考にしながら地紙に絵を描いていきます。実際に体験したファイナリストの二人は絵の具を使って絵を描くことが久しぶりということで苦戦しつつも楽しんでいました。
終了時刻までデザインを描き加え、時間が足りないようでしたが体験は終了。出来上がった二人の地紙を見ると、望月さんの作品は参考にした本のデザインに忠実で、シンプルかつ繊細な扇子に。堀さんの作品はオリジナリティのある個性豊かなデザインの扇子になりました。
今回体験させていただいた白竹堂様にお話を伺うと、常に新しいものを発信していくことをこだわりとしているそうで、若い人向けに刺繍やレース、ファーを使った現代風な扇子を作ったり、ひんやりした質感を感じてもらうために扇骨にアルミを使った扇子を作ったりとバラエティー豊かな扇子を提案しているそうです。その中からお客様にとっての一番気に入った扇子を見つけてもらいたいとのことでした。
これまで様々な伝統工芸品の制作体験をさせていただいてきましたが、共通して若い人が興味を持ってくれるようにどうしたらよいかということを考えて活動していました。これまでの記事で少しでもその活動を様々な世代の方に伝えられたらなと思います。
さて、ここからは今週末のイベントについて告知させていただきます。10月7日(日)京都の平安神宮一帯にて開催される京都学生祭典の縁日企画にミスキャンパス立命館2012で出店させていただきます。お時間に余裕のある方はぜひいらしてください!よろしくお願いします。この文章はミスキャンパス立命館2012実行委員白井寛人が担当しました。
【文=「ミスキャンパス立命館2012」 実行委員 白井寛人】
この記事の画像一覧(全4枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介