WEB連載【GEAR'S VOICE Vol.16　PART2】ノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」ブレイクダンス・パートの達矢インタビュー＠『餃子の王将 河原町三条店』

【GEAR'S VOICE Vol.16　PART1】の続き。

大名：実際に参加してみて、いかがでしたか？

達矢：それまでお芝居の経験は全く無かったので、試行錯誤の連続です。ギアはノンバーバル（＝非言語）ですし、自分が伝えようとしていることがお客様には全く違うように伝わってしまうこともあります。そんなとき、自分の表現力の無さを痛感しますね。この試行錯誤の過程が、難しくもあり、すごく面白いんです。

大名：言葉を全く使わないなかで、どのようにほかの出演者やお客様とのコミュニケーションを取るのですか？

達矢：みんなをしっかり見て“会話をする”ように心がけています。“会話をする”と言っても、ノンバーバルですから、もちろん実際に声を出すわけではありません。言葉のない世界だからこそ、心のなかでの会話を、コミュニケーションを、しっかりするようにしています。そうすれば、実際の会話が無くても、会話が聞こえてくるような表現ができると思っています。

大名：最近の達矢さんを見ていると、「舞台に立つことが本当に楽しいんだろうな」という印象を受けます。ギアに参加してからの半年間で、何かが大きく変わったように感じるのですが、ご自身ではいかがですか？

達矢：そうですね。当初は緊張でガチガチで、正直自分のことをこなすのに必死でした。もちろん、いまでも舞台に立つ前は毎回緊張で心臓バクバクです（笑）そんなときは、いつも「（ほかの出演者の）皆がいる」と思って心を落ち着かせるようにしています。そして一度お客様の前に出てしまうと、不思議なことに緊張はどこかへ飛んでいってしまうようになったんですよね。だから、一度舞台に上がってからは、純粋に演技することを楽しめるようになりました。まずは自分自身が楽しんでいないことにはお客様に楽しんでもらうことはできないと思っているので、この心の余裕が生まれてきたことは自分にとって大きな成長だと思います。

大名：ギア以外では、どのような活動をされているのでしょうか？

達矢：スクールでダンスを教えたり、ボランティアとして児童養護施設にダンスを教えに行ったりもしています。子どもたちがダンスに触れる機会というのは実はあまり多くはないので、自分がその機会を提供できることは大変ありがたく思いますし、なによりも子どもたちの楽しそうにやってくれている姿を見るのが嬉しいんです。こういった活動は、これからも積極的に続けていきたいと考えています。

大名：休日はどのように過ごされていますか？

達矢：とにかく自然が大好きで、川辺でのんびりしたり、夏は川で泳いだりしています。いま住んでいる家も、便利さよりもどれだけ自然が近くにあるかで選んだんですよ。あとは、アナログ放送が地上デジタル放送に切り替わったタイミングで僕の家はテレビが映らなくなってしまったので（笑）、本を読んだりしていますね。

大名：まさにイメージ通りの過ごし方でした（笑）では最後に、今後の目標について教えてください。

達矢：とにかく人を楽しませることのできる人になりたいと思っています。ほかの出演者さんのインタビューでもよく言われていますが、なにか一つのものだけにとらわれるのではなく、僕の場合だと、あくまでも人を喜ばせるための特技としてブレイクダンスがある、という感じですかね。まずは、ギアでその表現を最大限できるようになりたいと思っています。いま、ギアという舞台に立てていることにすごく感謝しています。

【ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』とは？】

ブロードウェイの『ブルーマン』や韓国の『ナンタ』などで注目を集めた「ノンバーバルパフォーマンス」とは、言葉を全く使わない新しいタイプの舞台公演。『ギア-GEAR-』は、マイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングの超絶パフォーマンスとプロジェクションマッピングなどのテクノロジーが融合した、日本発・日本初の非言語エンターテイメント。舞台は古びたおもちゃ工場。かつてその商品だった人形「ドール」が、作業を続ける人間型ロボット「ロボロイド」とふれ合い、感情を獲得し、人間に近づいていく感動の物語。2012年4月よりロングラン公演をスタートし、9月より新たにVer.2.00を上演！ 大人から子どもまで、日本語がわからない外国の方でも楽しめる、70分100席限定の衝撃体験。

【ギア最新情報】

10/20（土）より、12月・1月公演のチケット一般販売が開始！超絶パフォーマーたちによる、70分100席限定の衝撃体験をぜひ劇場で！お得な割引キャンペーンも多数ご用意しています。詳しくは公式サイトのチケット、割引プランをチェック！