キャラメルやミントの香りで飲みやすい!手軽に始める女性のウイスキー入門

関西ウォーカー

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最近、巷はハイボールブーム。ウイスキーを身近に感じるこの楽しみ方で、女性や若者を中心に興味を持ち始めている人が増えているようだ。そこで、ウイスキーに興味はあるが、まだハイボールすら飲んだことがないという女性2人が、ウイスキーの魅力を学びに行ってきた。

訪ねたのは、サントリー山崎蒸溜所。サントリーのチーフブレンダー・福與さんに、ウイスキーについて聞いてみた。まず、他のお酒との違いについて。「原料が違いますね。たとえば、ブランデーはブドウなどの果物が原料。ワインを蒸溜して熟成させたのがブランデーです。対して、ウイスキーは同じ蒸溜酒でも大麦などの穀物が原料。蒸溜した時は透明なんですけど、樽に入れて熟成させることで、色や香りが付いていくんです。焼酎も穀物が原料ですが、熟成の過程がないんですよ」と教えてくれた。

続いて、サントリーの「山崎」「白州」2種のウイスキーをハイボールにして実際に飲み比べてみた。「『山崎』で作るハイボールは、飲む前は『ウイスキーだぁ』って香りなんだけど、飲んでみると甘く感じるから、女性にも良いね」(小出さん)、「どちらも飲んだ後に、ふわっと香りが広がるんだけど、特に『白州』は香りもあと味も爽やか。私は『白州』の方が好き!」(西野さん)と、味の違いに感心していた。

福與さんに「山崎」と「白州」の違いを聞いてみると、「『山崎』は果実やキャラメル系の甘さ、『白州』はミントなどのハーブを思わせるすっきりとした香りとよく言われます。ウイスキーに初めて接し、これからもっと楽しみたいという人にステップアップしてほしくて、飲みやすく仕上げたからなんです」と答えてくれた。

さらに、その作り方も違うという。「『山崎』はボルドーの赤ワイン作りで使っていた樽で寝かせることで、甘やかな熟成感を出し、『白州』はほのかにスモーキーな香りの原酒を加えることで、優しい甘味の中にキレの良さを出しました。でも、飲みやすいだけでは飽きてしまう。ウイスキーの本格感も必要です。だから実は、どちらにも20年以上熟成した古酒を使っているんですよ」。

そんな2種のウイスキーは、合う料理も異なるそうで、「『山崎』は醤油や味噌などを使った和食に合います。『白州』はオリーブオイルを使った料理の他、サラダにも合いますよ」と福與さんは語る。どちらも通常サイズの700mlボトルの他、半分の350ml、お試しサイズの180mlがあるので、入門篇にはぴったりだ。

「ウイスキーが樽で熟成するなんて知らなかった!ロックはまだ無理かもしれないけど、ハイボールを楽しみたいな」(西野さん)、「料理との相性を知ってびっくり。香りも味も違うから、ワインの赤と白みたいに飲めるんですね」(小出さん)と2人も大満足だった。気になるけれど、なかなか手が出せない、という人も、まずは小さなボトルからウイスキーデビューを果たしてみてはいかがだろうか。【関西ウォーカー】

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