出会いの定番「街コン」が進化! NFCとtab機能で新たな地域活性化を目指す
東京ウォーカー(全国版)
今や町おこしイベントとして、全国的に展開されている「街コン」。その神奈川・横浜地区で最大級の「濱コン」が、今年も12月1日(土)に開催される。今回からの新しい試みとして、近距離無線通信(NFC)とtab機能を地域活性化活動に初めて採用する。
「街コン」は、“町おこしのコンパ”として一定の集客力を誇ることから、自治体が力を入れている地域もあるほど、地域活性化イベントとして定着しつつある。
横浜地区の「濱コン」は今回の開催で実に7回目。25店舗以上の飲食店を1000人以上の参加者がイベント時間内に、回遊しながら各店舗の魅力と男女の新しい出会いを楽しむ参加型の地域活性化イベントだ。
「濱コン」が7回目を迎える今回、リアルタイム入退室データによる顧客動向データを活用した「リアルミッション」イベントとなり、ミッションクリア型の体験型エンターテインメントとして進化を果たす。
当日、参加者には受付で参加者専用ICチップ付きリストバンドと地図が渡され、開始30分は指定された店舗で飲食。30分が経過したら各自お好みの店のグルメとその場での出会いを求めて楽しめるというもの。参加者が行ける店舗数に制限はなく、自分の好きな店舗を回遊するか、ミッションクリアを目指して店舗を回遊するか、また、異性との出会いに合わせて回遊するかは自分次第となる。基本ルールは、3時間30分の制限時間内に2人1組で応募した友人と協力し、街コン参加店舗25店舗のうち濱コン事務局が薦める4店舗に最低30分滞在するということ。
参加者のICチップ付きリストバンドを「NFC搭載の携帯電話」に非接触でタッチすることで、店側はリアルタイムの空席情報を取得でき、一方、ミッションをクリアした参加者は誰でも男性6500円の参加費用が1500円に、女性4500円のそれが500円になる。
店舗の入退店時にリストバンドで必ず入退店チェックを行うことで参加者がどの店舗に何時何分何秒までいたかが詳細に管理できる。それゆえ、4店舗で各30分以上滞在したことの確認が取れるのだ。
それに、全店舗の空席情報が一目瞭然なので、次に行きたい店の混雑状況が分かるので、無駄足を運ぶことなく回遊でき、参加者も時間いっぱいに使えてムダが少なくなるので、まさにいいこと尽くめだ。ミッションクリアの可否もそのNFCリストバンドで判定する。
濱コン事務局の渡邉さんは、「昨年の『濱コン』のメディア露出で全国的に街コンが広がりましたが、逆に、街コンは全国的に乱立して面白味が欠けてきているのも事実です。常に新しい試みをしていかないと参加者の方は飽きてしまい、この街コンの文化も終わってしまいます」と危惧感を抱きつつも、「今回はNFCとアプリtabという最先端の技術を活用することで参加店舗の回遊がしっかり把握することができるようになり、『リアルミッションイベント』というイベントが実現できました。イベントの質の向上はもちろんですが、参加者の回遊した情報を基に、クーポンの発行などで飲食店のアプローチができればと思います」と、さらなる展開を模索する。
最大限に「濱コン」イベントが満喫できるシステムの導入で、街コンが次なるステージへと進化を果たす。【東京ウォーカー】
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