年末年始に聴きたい!ユーミンのご当地連想ソング
東京ウォーカー(全国版)
デビュー40周年を迎えるユーミンこと松任谷由実のベストアルバム「日本の恋と、ユーミンと。」が話題となっている。色あせることなく歌い継がれる恋の歌が収録されているが、リスナーが実際にある風景を想像してしまう“ご当地”連想型の曲が多いのも、ユーミンソングの特徴のひとつだ。今回は、年末年始、帰省のお供にぴったりということで、ユーミンの恋歌より、ご当地を思わせる曲をピックアップした。
まずは、クリスマス時期にぴったりの「シンデレラ・エクスプレス」。同曲は、1987年にJR東海が東京発新大阪行の新幹線最終便につけた同名キャッチフレーズで、このCMのために作られた。当時、遠距離恋愛がブームとなり、実際に恋人たちが新幹線で週末だけ会いに行き、最終の新幹線ホームでわかれる姿がメディアでも大きく報じられた。当時の東京駅では、同曲で描かれたような光景さながらに、女の子はみんな“シンデレラ”になって、 (新幹線が出発する)21時までは……という気持ちでいたのだろう。
「中央フリーウェイ」(1976年発表)は、八王子方面へ向かう際に見える在日米軍の調布基地、サントリー武蔵野ビール工場、東京競馬場など、東京都府中市近辺の風景が歌詞に出てくるため、「中央自動車道」と想定されている。八王子出身のユーミンと同じ風景を見ているような感覚で、片手でハンドルを持ち、片手で肩を抱いてみると、まるで空を飛んでいるような気持ちで楽しいドライブができるのでは。
また、荒井由実名義の「海を見ていた午後」に描かれている山手のドルフィンとは、横浜・山手(横浜市中区根岸旭台)にあるレストラン「ドルフィン」と考えられている。当時、多くのユーミンファンが聖地巡礼に訪れ、地元でも大きな話題になったそうだが、同店より三浦岬は見えるとか見えないとか…歌詞にソーダ水と出てくるが、「ドルフィンソーダ」800円というメニューが、現在もあるようなのでチェックを。同じ神奈川といえば、1988年に発表された「リフレインが叫んでる」も、葉山から秋谷海岸がファンの間で聖地化しているようだ。当時のファンクラブ会報には、歌詞にも登場する駐車場が紹介されていたとか。
このほかにも、映画「私をスキーに連れてって」の挿入歌「BLLIZZARD」「埠頭を渡る風」「時のないホテル」「カンナ8号線」「ノーサイド」など連想できる曲がたくさん。ユーミンが実際に、どこを思い浮かべて楽曲を描いたかは分からないが、年末年始、帰省の際など、ジモトの景色やリスナーそれぞれが思い浮かべる景色と重なる、これぞという恋歌を探してみるのも楽しいのでは。【東京ウォーカー】
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