20から30代後半の大人たちの間でミニ四駆ブームが再燃!

2012年12月12日 19:00更新

東京ウォーカー(全国版)

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模型メーカー・タミヤが1982年にミニ四駆「フォード・レインジャー4×4」を発売して以来、1990年代まで小中学生の間で爆発的なブームとなったミニ四駆が再び注目を集めている。これまでにブームは2度起こっており、当時は「ダッシュ!四駆郎」(第1次ブーム)や「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」(第2次ブーム)というコロコロコミックで展開されたマンガやアニメが火を付けた。以来、タミヤではミニ四駆を累計約420種以上の車種を発表、約1億7000万台以上の販売を記録している。

今回のブームの中心は、子供時代にこの2つのブームを体験した20から30代後半の世代。ネットの動画やSNSの写真などでミニ四駆の話題を見つけ、そのなかでの交流を通して眠っていた愛好心が目覚めてきているという。2012年の夏には、タミヤがミニ四駆誕生30周年を記念してミニ四駆 全日本選手権「ジャパンカップ2012」を13年ぶりに復活開催、全国12会場で約1万人もの参加者を集めた。現在、ジャパンカップをはじめとしたタミヤ公認競技会では、1会場(東京)につき約1500名の参加者が集まり、大盛況となっているという。そして12月16日(日)、「ミニ四駆 年間チャンピオン戦2012 東京大会」を品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催予定。今年開催されたタミヤ公認競技会の優勝者が集い、年間チャンピオンを決定するイベントが行われることになっている。

デジタルゲームの遊びが主流となりつつある昨今、ミニ四駆のプラモデル作りというアナログの遊びが再燃する理由はどこにあるのか。

それは、高い創造性と達成感だという。ミニ四駆のレースではラジコンカーと違い、ドライビングテクニックはほとんど関係ない。自分でセッティングを考え、セッティングが決まれば車が勝手に走っていき完走まで見守ることになる。そのため、重力やコーナリング、坂の傾斜、さらにはタイヤと路面の摩擦まで考え、試行錯誤しながらマシンを作り上げていく。マシンの性能を上げるためのパーツも様々なものがあり、何を選び、どう組み合わせていくかを考えることに面白みがあるという。さらに、レースで完走し、ライバルたちに勝った時の達成感はやみつきになってしまうのだとか。

「子供の頃にミニ四駆にハマっていた人たちは当時、レースに勝てないのはお小遣いが少なくてパーツを満足に買えなかったからだと思っていたらしいんです。ところが、大人になって理想通りのものを作っても、あっさり負けることが多々ある。そこで、『お金じゃない。工夫なんだ!』ということを実感し、さらにハマっていくというパターンが多いようです」(タミヤ広報担当 村田さん)

レース参加者のアンケートを見ると「マシンを育てて行く過程が面白い」「親子で遊んでいる時、子供の斬新なセッティングに驚いた」など、ものづくりの楽しさを語ったコメントが多く見られるという。実際に手を使って作り上げる過程や性能アップのための改造で創意工夫することをきっかけに親子、会社の同僚、カップルなどでコミュニケーションが深まったり、世代やジャンルを超えた輪が広がっていく。勝ち負けではなく、ミニ四駆で広がるコミュニティこそが現在のミニ四駆を楽しむ重要なキーワードなのだ。【東京ウォーカー】

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