年末年始に観るべき“海外ドラマ”TOP10を発表!
東京ウォーカー(全国版)
クリスマスは“家ナカ”派という人も多いようだが、この年末年始シーズンに、恋人と2人で観るのにぴったりの海外ドラマは何だろうか?今回は、“本当に面白い映画の復刻”などに取り組む「TSUTAYA発掘良品 “100人の映画通”」の1人で、海外ドラマにも詳しい中山知美さんが、独断で“観るべき海外ドラマTOP10”をチョイス!詳しい解説付きで紹介してくれた。
【1位】「シャーロック」★(★は1話完結ドラマ)
もしも、あのシャーロック・ホームズが現代のイギリスによみがえったら?これは、言わずと知れた名探偵シャーロック・ホームズの現代版リメイク作品だ。パイプ代わりにニコチンパッチを使用、新聞の代わりにスマホで情報収集、馬車ではなくタクシーに乗って街を駆け巡り、GPSで犯人を追い詰めるシャーロック。中山さんは「映画好きにこそ見てほしい、心を高揚させる本物のエンターテインメント!ここ10年の海外TVドラマでもっとも面白い作品といっても過言ではありません」と熱く語り、「こんなにも知的且つ巧妙で、刺激のある作品は久しぶり」と、太鼓判を押す。
海外TVドラマは観だすと長いからと敬遠する人が多いが、1話完結、しかも1シーズン全3話なので、これは今すぐにでも観るべき作品(現在はシーズン2までリリース済み)!主人公シャーロック・ホームズが演じる俳優ベネディクト・カンバーバッチは、本国イギリスでは次の『007』敵役候補に挙がるほど人気だというので、キャストにも注目してみて。
【2位】「ウォーキング・デッド」
こちらは“ゾンビがはびこる世界に一変した”現代のアメリカを舞台にしたドラマ。ゾンビ対人間の闘いがただ描かれているのではなく、極限状態に置かれた人間の本性や生きる理由、尊厳について描かれたヒューマンドラマとなっており、生存者たちが安住の地を求め、生き抜く様が丁寧に描き出されている。製作総指揮に、『ショーシャンクの空に』(95)の監督・脚本を手がけたフランク・ダラボンが名を連ねているのも納得だ。
中山さんは「身震いするほど面白い!もはやテレビドラマの領域を超えていますし、これまでのゾンビドラマの既成概念をぶっ壊してくれます」とコメント。ゾンビのディテールも凝っているので要チェックだ。
【3位】「デクスター」
これほどまでに魅力的な犯罪者が他にいただろうか。「デクスター」は、日本のテレビドラマでは絶対マネできない常識を超えたショッキングなストーリーだ。マイアミ警察署で血痕分析官として働くデクスターは温厚で人当たりの良い、優秀な分析官。しかし、彼には連続殺人鬼としてのもう一つの顔があるのだ。「独自の倫理観とルールで裁きを下す姿は、まるで必殺仕事人!自分の欲求に苦悩しながら、必死で普通の人間として生活する姿を見ていると、何故かデクスターを応援している自分に気付くかも」と、中山さん。
【4位】「ブレイキング・バッド」
あのスティーブン・キングが海外テレビドラマで最も“面白い”と認めた度胆を抜く衝撃ドラマ。日本の業界内でも評価が高く、現在、口コミで評判が拡散中だ。同作品は、余命僅かと宣告されたうだつの上がらない高校教師ウォルターが、家族のために、化学知識を生かして教え子と共に“上モノドラッグを精製する”という内容。「愛する家族のために動くウォルターを見ていると、自分は家族のために何ができるのかと、照らし合わせて考えてしまう」そうだ。
【5位】「メンタリスト」★
現代の「刑事コロンボ」との呼び声高し。Daigoのおかげで日本でもお馴染みとなった「メンタリスト」だが、これは、鋭い観察眼を持ち“人の心の動きを逐一読みとる人”のこと。カリフォルニア州捜査局捜査コンサルタントの主人公パトリックが、有力な証言を引き出して、事件を次々と解決に導くストーリーとなっている。シニカルだが、知的でユーモアあふれる主人公には魅了されること間違いなしだ。
【6位】アルカトラズ★
製作総指揮は、「LOST」で知られるヒットメーカー、J・J・エイブラムス!知る人ぞ知る脱出不可能な刑務所アルカトラズを描いたミステリー作品だ。施設の老朽化と高額な維持費のため、1963年に閉鎖されたアルカトラズ。移送されたはずの囚人たちが、突如現代のNYに当時の姿のままで現れるという摩訶不思議な内容となっている。中山さんは、「どうして囚人たちが現代に現れたのか?黒幕はいったい誰なのか?その真意は?これらの謎を主軸に連続ドラマとして描かれているのですが、1話に1囚人が登場するという1話完結型なので、気軽に楽しんでほしいですね」と勧める。
また、7位の「私はラブ・リーガル」(★)は、アメリカのコメディドラマで「ミュージカルエピソードもあり、『Glee』にハマった人にもお勧め!」とのこと。現代を生きる女性が観るべき、元気を貰える海外TVドラマとなっている。8位の「グッドワイフ」は、スリリングな本格法廷サスペンスドラマ。9位の「クリミナル・マインド FBI行動分析課」(★)は、FBI行動分析官と常軌を逸した連続殺人者たちの交戦が描かれた骨太犯罪ドラマ、10位の「Dr.HOUSE/ドクターハウス」(★)は、皮肉屋であまのじゃく、でも魅力的なハウス医師が主人公の医療ミステリーだ。
■年末年始に観るべき海外ドラマTOP10!
1位「シャーロック」
2位「ウォーキング・デッド」
3位「デクスター」
4位「ブレイキング・バッド」
5位「メンタリスト」
6位「アルカトラズ」
7位「私はラブ・リーガル」
8位「グッドワイフ」
9位「クリミナル・マインド FBI行動分析課」
10位「Dr.HOUSE/ドクターハウス」
■総括
「海外ドラマブームの火付け役『24』をはじめ、『LOST』など長編ドラマのヒットがしばらく続きましたが、今年の年間ランキング1位(TSUTAYA調べ。レンタル回数を集計したランキング)の「BONES -骨は語る-」のように、最近は1話完結ものが多くヒットしています」と中山さん。それを受け、今年は気軽に観られる作品も多くリリースされているという。
また、映画では、裸や暴力シーンの規制が厳しいため、有料放送が普及しているアメリカでは、映画よりもドラマの方がより過激で刺激的な作品が多くなっているのだとか。より刺激のある作品に出会いたい人、サクッと楽しい気分を味わいたい人にも、海外ドラマはぴったりなのだ。年末年始に家でゆったりDVD鑑賞をする予定の人は、是非、これらのラインナップを参考にしてみては?【東京ウォーカー】
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