ホンモノの洞窟内に、トンデモ恐竜ランドを発見!

関西ウォーカー

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「連れが中でいなくなってもうたんやけど、あんた見てきてくれん?」。

どうも、KWの珍編集者・薮です。ここは和歌山県かつらぎ町にある「小原洞窟恐竜ランド&極楽洞」。ハリウッドの人気恐竜映画「ジュラ○ックパーク」をヒントに作られたという恐竜の王国を調査しようと、入場ゲートをくぐってすぐのことです。洞窟の入り口で途方に暮れるおばあさんの顔を見ていると、さっきまで「恐竜を生け捕りじゃあ!」と息巻いていた冒険心も、しゅるしゅるとしぼんでいきます。

結局、おばあさんのすがるような目に負け、鉱山の坑道をそのまま利用したという洞窟内へ進むことに。入り口に用意されていたヘルメットで、気分は「ド○フ」、もしくは「川○浩」です。総延長約500mはあるという洞窟内の気温はなんと約13℃。天井からぽたぽたと垂れる水滴で地面はツルツル、壁はヌルヌル。凍えるわ転ぶわで体力もどんどん低下。弱りきったところで、暗闇の中に恐竜の巨大な卵を発見しました。無意識に手を伸ばしてみると…

突然、轟音と共に光が瞬き、奥からトリケラトプスが突進してきました!!!!!!

「ギャアアアアアアアア!」。こんなに驚いたのは小学生の時に近所の犬にいたずらして追いかけられた時以来でしょうか。洞窟全体に響き渡るような絶叫で、恐竜から一目散に逃げます。逃げた先にもまた恐竜。今度はやけにサイズが小さい。ハリウッドのスタッフや円谷○ロもびびる(?)、手のひらサイズのジオラマがワンサカ出てきました!

息抜きに用意された「石の重さ当てクイズ」なるユルいチャレンジをしていると、さらに地下に進む通路を発見。その名も「極楽洞」。長くて滑る下り坂を下りた先には、巨大な閻魔様、見る方向によって絵が変わる地獄絵図などなど…。

「極楽じゃなくて地獄!? てか、こんな地下に作ったらめちゃめちゃ怖いやん!!!!」。

ホンモノの洞窟内というシチュエーションに、お化け屋敷以上の恐怖が襲ってきます。「自分の本当の姿を映す鏡」の前に立ってみると、「うぎゃー! 鬼が出てきた〜ぁ!!」。釜ゆでにされる悪人の姿を見ないように走り回り、最後に極楽浄土を発見! 「これからはマジメに仕事します」と誓う薮なのでした。

迷路のように入り組んだ順路をくぐり抜け、やっと出口へ。「まだまだ洞窟掘って、次は『奇石博物館』作るから、また来てや!」と園長がニコリ。ちなみにおばあさんの連れは、あの後すぐに出てきたそうです。リアルな極楽に行っていなくてよかったよかった…。

この調査結果は、現在発売中の「関西ウォーカー」19号に詳しく掲載しています。後日談ですが、テレビをつけていると「おは朝」に恐竜ランドが紹介されていました。さっそく園長に電話してみると、調査時に比べかなりお客さんが増えたようで、「いや〜テレビと雑誌の反響ってすごいですね〜」とウハウハでした。今後のパワーアップに期待しています!【関西ウォーカー/薮 伸太郎】

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