新年を祈願!都内の“除夜の鐘”スポットを紹介
東京ウォーカー
大みそかから元日にかけての恒例行事・除夜の鐘。これは、人間のもつ108の煩悩を追い払い、心身ともに清浄になって新年を迎えるための行事だ。甘酒やショウガ湯などの振る舞いで幸先のよい新年のスタートを!
大みそかに鐘をつく習慣は、中国の宋の時代から始まった仏教行事に由来する。鎌倉時代、日本に伝来し、江戸時代に盛んになった年末年始の儀式のひとつだ。静寂の中に響く鐘の音を聞いて、心を惑わす煩悩を取り除いたあとは、無料で接待される甘酒やショウガ湯などをいただこう。身も心も温まること間違いなしだ。
“除夜の鐘”スポットその1【築地本願寺(築地駅/つきじほんがんじ)】
浄土真宗本願寺派の別格本山。大みそかはライトアップが延長され、インド様式の外観が際立つ。除夜会(法要)、鐘つき、パイプオルガン演奏など多彩な内容だ。23:00~の除夜会(法要)参拝後に、除夜の鐘つきができる(※整理券が必要)。境内では甘酒やココアの無料接待もあり(数量限定)。
■住所 中央区築地3-15-1、TEL 03・3541・1131、6:00~17:00、築地駅1出口より徒歩1分
“除夜の鐘”スポットその2【正受院(新宿御苑前駅/しょうじゅいん)】
創建1594年の浄土宗の寺院。1711年製造の梵鐘は、太平洋戦争で金属供出されたがアメリカで発見されて返還、以来、“平和の鐘”として親しまれている。開始15分くらい前から行列ができ、寺関係者のあとで順番に1人1回鐘がつける。甘酒の無料接待あり(数量限定)。
■住所 新宿区新宿2-15-20、TEL 03・3341・1416、7:00~18:00ごろ、新宿御苑前駅3出口より徒歩5分
“除夜の鐘”スポットその3【慈眼禅寺(白金高輪駅/じげんぜんじ)】
約400年前に建立された曹洞宗の寺。小さな子供からお年寄りまで誰でもつける高さ60cmの梵鐘が評判。除夜の鐘つきの際は難民救済募金も募集。23:00ごろから人が集まり、5分間の法要後、鐘をつく。先着108人に開運招福干支根付、全員にショウガ湯を無料接待。
■住所 港区三田4-3-24、TEL 03・3451・0736、白金高輪駅2出口より徒歩6分
“除夜の鐘”スポットその4【浄心寺(清澄白河駅/じょうしんじ)】
日蓮宗の古刹(こさつ)。総高182cm・最大口径90cmにもおよぶ梵鐘は、1861年に鋳造されたもの。装飾も美しく、江戸時代の梵鐘の逸品といわれている。例年600人が並ぶ鐘楼堂前。寺関係者のあと、一般参拝者が1回ずつつくことができる。甘酒無料接待も(数量限定)。
■住所 江東区平野2-4-25、TEL 03・3641・3390、清澄白河駅A3出口より徒歩10分
“除夜の鐘”スポットその5【堀之内 妙法寺(東高円寺駅/ほりのうち みょうほうじ)】
江戸期から「堀之内のおっそさま」と親しまれてきた厄除けの寺院。1725(享保10)年に鋳造された梵鐘の除夜の鐘には、例年300人以上が並ぶ。鐘をついたあとは祖師堂で初詣。例年10万人(三が日)が参拝。本堂ではお屠蘇が干支盃で無料接待される(数量限定)。
■住所 杉並区堀ノ内3-48-8、TEL 03・3313・6241、12月31日(月)23:30~13年1月1日(祝)18:00、2日(水)・3日(木)6:00~17:00、以降~16:30、東高円寺駅、新高円寺駅各1出口より徒歩13分
厳かな除夜の鐘で一年の最後の夜を締めくくり、暮れゆく年を惜しみながら、清らかな心で新年を迎えよう!【詳細は12月11日発売号の東京ウォーカーに掲載】
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