土でできたアイスクリームって?変わり種スイーツを食べてみた
東京ウォーカー(全国版)
先日、園芸用の土を作るプロトリーフのPRイベントとして、都内の人気レストランで「土の料理のフルコース」試食会が開催された。テーブルに運ばれてきたのは、「じゃがいもの澱粉と土のスープ」「サラダ 土のドレッシング」と、驚くべき料理ばかり!土でできたアイスクリームなど、ユニークなスイーツも登場した。
土の料理のフルコースが振る舞われたのは、東京・五反田のフレンチレストラン「ヌキテパ」。某料理対決番組で土を使ったソースを披露し、勝利したこともあるなど、土に精通した田辺年男シェフが腕を振るってくれた。実際に試食会では、「じゃがいもの澱粉と土のスープ」「サラダ 土のドレッシング」「海のミネラルと陸のミネラル ハマグリと土の上澄みのジュレ」「土のリゾット ハタのソテー ごぼうのソース」と、土の色、香りが生かされた料理が次々と登場。どれも違和感なく、美味しくいただけたが、そんななかでも目を引いたのが「土のアイスクリーム」と「土のミントティー」だった。
真っ黒な「土のアイスクリーム」は、まず見た目で躊躇してしまうが、シェフは、「土を味わってほしいから、いろんな味にはしたくない。シンプルに土を感じさせるアイスにしました」とコメント。材料の8、9割は土だという。ドキドキしながら食べてみると、甘くて美味しい、完璧なアイスクリーム!「ジャリっとした食感」というと抵抗感を煽ってしまうかもしれないが、この食感がシャーベットのような感じを演出して、美味しさを倍増させていた。広報担当者は「黒ゴマアイスや抹茶アイスも最初は色で驚かれたと思うんですが、土のアイスは次世代アイスとして流行するかも」と期待を寄せる。
また、「土のミントティー」も土の色そのままの仕上がりだったが、ミントの強さを土の味がまろやかに中和。柔らかく、落ち着く味わいのお茶になっていた。
これらを味わって感じたのが、土は“違和感のある食材”ではないということ。良質な土、名シェフというポイントが揃っていることが要だとは思うが、土はどことなく懐かしい味わいで、何かにたとえるならゴボウの後味のよう。雨が上がった後の地面の匂いのような、心地良い香りも、それぞれの料理に意外にマッチしていて驚いた。
今回、印象的だった「土のフルコース」は、ヌキテパへ1週間ほど前に予約すれば食べられるという。他では食べられない、新しい料理にトライしてみたいという人は要チェックだ。【東京ウォーカー】
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