水の備蓄量、震災直後よりもペットボトル約2本分減少
東京ウォーカー(全国版)
3月11日に東日本大震災から2年を迎える。震災の直後は、水や食料のストックを備蓄していた人も多いと思うが、現在は各家庭でどのくらい備蓄しているのだろうか。
今回、小学生の子供を持つ母親800人に対し、「震災後の水分補給とストックに対する意識調査」を実施したところ、半数近くが「水の備蓄をしていない」と答えるなど、現在のストック量が十分とはいえない家庭も多く見受けられた。
“災害時に備えた正しい量の水・食材のストック”をチェックするための「スマートストックチェッカー」をWEBサイトで公開しているキリンビバレッジは、今回「震災後の水分補給とストックに対する意識調査」を実施。
調査結果では、“震災直後から昨年よりもムダのない備蓄をしよう”と考えている人が増えつつあり、節電意識も年々高まっていることがわかった。しかし、常にペットボトルウォーターをストックしている人でも、その平均備蓄量は2lペットボトルで7.91本となり、震災直後より約2本分減少していることが判明。さらに、「ミネラルウォーターの備蓄をしていない」という家庭は震災前よりは減ったものの、現在でも半数近く(49.3%)いることがわかった。
「期限切れを起こしたことのある備蓄品」として1位に挙がったのは「水」だ。1年間でムダにした水は、経験者の平均で777.7円分だった。しかし、この金額は、昨年よりも404.4円減少。期限切れした食品の平均総額も198.8円から177.1円に減少するなど、大量にストックしたまま消費せず、「ムダ」を起こしてしまう人は減りつつあると考えられる。
ただし、品目別のムダとなった額を昨年と比較すると、お菓子(差額499.6円)、パン(差額214.3円)、調味料(差額175.9円)などは金額が上昇しており、嗜好性の高い食品は「ムダ」を起こしやすいのではと推測される。
日頃から水、非常食などを備蓄することは大切だが、その量が適正でないと、賞味期限が切れてしまったり、災害時に持ち出せないなどの「ムダ」へとつながってしまうので、そういった問題を起こさないためにも備蓄品を定期的に見直すことは重要だ。震災から2年のこの節目に、適切なストック量を確認しておいてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】
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