良い菌を摂り入れる“菌活”って?お勧め菌活食材のきのこにも注目

東京ウォーカー(全国版)

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婚活・就活・朝活など、最近は“○活”というワードがブームになっているが、最新ワードとして知っておきたいのが菌活だ。これは、私たちの身の周りにある菌を「美容や健康な体づくりのために、積極的に上手に活用すること」なのだが、唯一、肉眼で見える菌“きのこ”は、菌そのものを食べることができるので特に菌活にぴったりな食材。毎日の食事に使用して、積極的に良い菌を体に摂り入れてほしい。

塩麹に代表される発酵食(麹菌・納豆菌)や、根強い人気を誇るヨーグルト(乳酸菌)など、体に良い働きをする菌。これらの菌を意識しながら積極的に食生活に摂り入れること=菌活は、健康を維持するためにお勧めだ。特に、漢方薬としても使われるきのこはローカロリーで、多彩な健康機能が期待される食材。腸内環境を整え、免疫力をアップさせる食物繊維を多く含むと共に、美容ビタミンや神経ビタミンとも称されるビタミンB群をたっぷり含んでおり、美肌を作るうえでも見逃せないのだ。

医学博士・管理栄養士の本多京子先生は、「菌活はただ単に、体に良い菌を食べたり飲んだりすれば良いというものではありません」と、菌活のポイントを説明。「もちろん、良い菌を摂れば腸に届き、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境が良くなります。加えて、もともと自分の腸内に住みついている善玉菌を増やすためには、そのエサとなる食物繊維やオリゴ糖をしっかり摂る必要があります。食物繊維はきのこに多く、オリゴ糖は大豆、根菜、タマネギ、牛乳などに含まれています」とアドバイス。菌活ではバラエティに富んだ菌を摂ることが大切だという。

また、外から入ってきた菌はやがて排泄されて出て行くので、「頑張って菌活しても、それが一時的で続かなければ駄目です」とのこと。腸内境は、食物繊維やオリゴ糖が数日間不足するだけで悪化してしまうそうで、毎日、菌を摂り続けることが大事なのだ。そして、「便秘やストレスで腸の運動が鈍くなっても腸内環境は悪化します。菌活では、自分の腸内にもともと住みついている“菌を育てる”という視点も重要なのです」と、効果をより大きくする方法を教えてくれた。

本多先生が言うように、毎日菌を摂り入れるために、きのこなどを使用した“菌活メニュー”を家庭でも作って食べたいところだが、外食店舗で提供されている菌活メニューにも注目だ。中目黒の「はな豆」(和食)では、「きのこ入りの田舎汁」「ぶなしめじのひこま豚巻きグリル」など10品が堪能できる「春の菌活コース」(3500円)や、「菌活 山菜ときのこの天ぷら」(980円)を展開。また、麻布十番の「ナポレオンフィッシュ」(中華料理)では、「菌活 いろいろきのこのガーリックフリット」(900円)や「「菌活 いろいろきのこのバナナリーフ包み焼き」(1200円)を展開している。夏に向けて、内食でも外食でも、気軽に菌活メニューを摂り入れ、強く美しい体を目指そう。【東京ウォーカー】

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