“○○女子”に新ジャンル? 沖縄で“闘牛女子”の写真集が発売!

東京ウォーカー(全国版)

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カメラ、登山、歴史など趣味を活かした「○○ガール」「○○女子」という呼び方が近年、流行しているが、このたび、沖縄県で「写真集 闘牛女子。」(1365円)と、何ともインパクトのある写真集が誕生した。

この「写真集 闘牛女子。」を発売したのは、沖縄県内で多くの出版物を発行している出版社・ボーダーインク。沖縄・うるま市石川出身のフリーカメラマン・久高幸枝(くだか・ゆきえ)さんが撮影した写真で構成されている。彼女は代々続く「牛カラヤー(牛飼い)」一家の長女で、彼女自身、まさに闘牛大好きな“闘牛女子”だ。

闘牛は沖縄では古くから大衆娯楽として親しまれており、うるま市は県内でも特に盛んな地域として知られている。1トンを超える巨体をぶつけ合い、必死に相手を倒そうとするむき出しの闘争心で、長年男性ファンの心をつかんできた。特に、春夏秋に行われる「全島闘牛大会」は各階級のタイトルマッチが行われる一大イベント。以前から闘牛は“男性社会”で、女性にとっては少々敷居が高いものだったが、ここ最近は、女性の牛主も増え、女性料金も設定されるなど、徐々に女性関係者やファンが増えているという。

今回の写真集では、牛と暮らし、牛を育て、牛を撮り続ける久高さんによる迫力の闘牛写真のほか、闘牛初心者のためのコラムも満載だ。闘牛の写真集自体もほとんど発売されていないので、資料としても貴重なものになっている。

ボーダーインクの担当編集者・喜納えりかさんのもとにこの話が舞い込んできたのは約半年前。そこから急ピッチで進行し、今回の発売に至った。「久高さんからお話を聞いていると、闘牛には面白い話が満載でした。最初は自費出版でも出したいということだったのですが、闘牛の関連書籍が少ないということもあり、書籍企画として考えました」と、いきさつを語る。

また、インパクトのあるタイトルについては、「まず、久高さんご本人がかわいらしく、まさに“女子”という感じだったので、このタイトルが思い付きました。それと、実際にハイヒールを履いて牛の世話をしながら、そのまま出勤…という女性もいるくらい、闘牛関係者にも女性が増えているという現状も考えて、このタイトルに落ち着きました」と笑う。

「闘牛女子。」というタイトルのイメージでページをめくると、そこには、むしろ“男性的”と言っていいほど猛々しい牛たちの闘いの場面が並ぶので、最初は意表を突かれるかもしれないが、写真のインパクトで徐々に引き込まれていくこと必至。特に、素早い動きで四肢がぶれているものの、それぞれの“眼”にしっかりとピントが合っている写真などは、迫力の一瞬を切り取っていてすばらしいのひと言に尽きる。

「コラムやビジュアルで闘牛のことを知ってほしかったので、初心者はもちろん、闘牛の迫力の写真も多いのでコアなファンでも楽しんでいただけます」という喜納さんの言葉通り、まさにさまざまな楽しみ方のできる1冊だ。【東京ウォーカー】

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