解散から6年、TEAM 発砲・B・ZIN 今回限りの復活公演がスタート!
東京ウォーカー
1992年の旗揚げ公演から2007年まで15年間活動してきた劇団TEAM 発砲・B・ZINの復活公演が、ホームグラウンド・下北沢・本多劇場にて始まった。解散から6年たち、ファイナルメンバー10人全員がそろった復活公演「ヒノダン」は、発砲版「真田十勇士」ともいえるチャンバラ群像劇。今回の公演に向けての思いを作・演出、出演も兼ねる主宰のきだつよしに語ってもらった。
「解散後、メンバーとは解散記念日(5/19)に毎年集まって飲んでいたんですが、そこで10人全員がそろうことがあったら、復活の話を持ちかけようと秘かに決めていました。で、何度目かの飲み会で、30分ほどでしたが、その機会が奇跡的に訪れて。話をしたら全員が『やる!』と即答してくれたのでうれしかったですね。説得に時間がかかるかもと思っていたので拍子抜けしたところもありますが(笑)」と復活公演は以前から考えていたようだ。解散後もメンバーとは個別にも会っていたようで、久しぶりという感じはしなかったという。そんな中での新作「ヒノダン」については、「解散して6年の間に、メンバーがそれぞれが培ってきたものが十二分に発揮されている作品だと思います。発砲では珍しい本格的なチャンバラ物に挑戦しています。発砲はアクション物という印象が強いみたいなんですが、刀を使った殺陣がメインとなる作品は実はほとんどないんです。昔の発砲のノリをただなぞるのではなく、懐かしくって新しい“今”の発砲をお見せできると思います」と自信を見せる。実際初日からその力は存分にお披露目できていた。平均年齢が決して若くない(失礼!)メンバーたちだが、見事な立ち回りを見せてくれている。息の合ったチームワークは稽古場での雰囲気の良さからもうかがえる。
「とにかく皆の仲がいい。休憩時間2、3人で雑談していると、いつのまにか必ず全員が集まって話している。見ていて気持ち悪いくらい仲がいいです(笑)。僕は、作・演出・役者とやることがいっぱいで休憩時間がほとんどなく、雑談に混じれず寂しい思いをしましたが(涙)」と、きだはメンバーとの雑談には入る余裕がなかったようだが、稽古場から本番まで6年のブランクは感じさせない。観客も同様で、オープニングからラストまで舞台との一体感がハンパない。誰もがこの瞬間を待っていた復活公演。
「6年ぶりの劇団公演といっても、今回限りの限定復活。これを逃すと、このあと発砲はいつ観られるかわかりません。公演も7日間10ステージ、油断しているとあっちゅーまに終わってしまいます。来場を迷っている方は、この機会をお見逃しなくッ!」(きだ)。復活公演は5月29日(水)まで。【東京ウォーカー】
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