酒女倶楽部の日本酒レポート 初夏の番外編
関西ウォーカー
全国の日本酒ファンのみなさま、大変ごぶさたしておりました!!忙しさにかまけまくり、ちょっと連載がお留守になっておりました。陳謝いたします〜;;。罰として、日本酒飲み放題の刑に処してください。あまんじて受け入れます!(てへ^^)
さて、今回はちょっと趣向を変えまして、わたしがここ最近出席した「日本酒イベント」のレポートをさせていただきますね。どちらのイベントも、大阪で開かれる日本酒の催しとしてはメジャーどころです。
まずは、美人女将がいる小料理「ともか」さんが主催する「あもーれ・日本酒」。ともかさんは、大阪市内にある小さなお店なのですが、日本酒好きはかなりの割合で知っている酒処でもあります。たった1店舗でされている日本酒イベントなのに、参加人数がすごい!なんと数百人が集まるんです。この日本酒イベントには、全国各地の蔵元さんが直接日本酒を持ち込み、蔵人自らが日本酒をつぎ、こだわりを説明してくれます。その中から、私が飲んで特に「うま!」と思ったお酒をご紹介します!
★「花巴 水もと 無濾過生原酒」…花巴は、酒女レポート19本目 http://news.walkerplus.com/article/37240/ でも紹介しましたが、このお酒、やってくれました!たぶん、飲むと日本酒の概念が変わります。どう変わるかというと、「日本酒って、上質な飲むヨーグルトだったのね」と思わせてくれるんです。香り、味、豊かな酸味、わたしは好きです。
★「Ice Breaker」…こちらも6本目のレポートhttp://news.walkerplus.com/article/32615/でご紹介しましたが、今回飲んだのは、このお酒を1年寝かせたもの。夏のお酒なので、新酒はとってもフレッシュなのですが、一年寝かせると化けます。清純な女の子が艶女に大変身!という感じ。日本酒って大和撫子七変化だ!と思わせてくれた1本です。
お次は、関西最大級の日本酒イベントともいえる「上方日本酒ワールド2013」。大阪天満宮の境内に、これまた全国各地の蔵元がずらっと並び、とっておきの日本酒を飲ませてくれます。このイベントの面白いところは、飲食店と蔵元がセットで出店しているところ。飲食店はお料理を、蔵元はその料理に合う日本酒を出してくれます。わたしが「お〜楽しい組み合わせ」と思ったところをご紹介。
★魚とお酒「ごとし」&「日置桜(鳥取県・山根酒造)」…ごとしさんのお料理「熟成〆鯖焼き みぞれ酢添え」は、なんとしめさばをこんがり焼いたユニークな一品。鯖は味の濃い食べ物なので、ライトな日本酒だと味負けするのですが、日置桜は薫製香すらただよう濃厚酒。味が引き立ちました。
★味酒「かむなび」&「舞美人(福井県・美川酒造場)」…舞美人も17本目レポートhttp://news.walkerplus.com/article/36235/で紹介しましたが、今回のお酒はひと味もふた味も違う!なんたって、かむなびさんの「紅玉グラタン酒粕タードソース」というスイーツと合わせるお酒なんですもの。甘いものと日本酒って合うんだね〜ということを教えてくれる組み合わせでした。
冬が過ぎ、多くの蔵元が酒造りを終了しているいま、いろんなところで日本酒イベントが開催されています。蔵人や杜氏が直接イベントに来てくれるのも、日本酒造りがお休みに入っているこの時期ならでは。酒好きのみなさま、日本酒イベントにどんどんまいりましょう!新たなお酒との出会いがありますよ。
でも「いつ行くの?」って、「いまでしょ!」。
【文・写真=酒女倶楽部・高野朋美】
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