宮沢和史が沖縄にブラジルの風を吹き込むイベント開催!
東京ウォーカー(全国版)
5月27日(月)~6月2日(日)の1週間、沖縄市・与儀にあるカフェ「みやんちSTUDIO&COFFEE」でTHE BOOMのボーカル・宮沢和史さんがプロデュースする「食」のイベントフェアが行われている。その一環として5月27日(月)、宮沢さん本人が登場し、同カフェにてトーク&ライブが行われた。
前半はブッフェスタイルの食事、後半はトーク&ライブという構成。「宮沢和史発 美食と音楽の旅 ブラジル編」と題した今回のイベントは、ブラジルから取り寄せられた食材で、本格的なブラジル料理が味わえる貴重な1週間となる。気になるメニューは、ブラジルの国民食であるフェジョアータ(黒豆と豚肉の煮込)や、ブラジルで最も人気があるというビーフの部位ピッカーニャなど、どれも食欲をそそる料理ばかり。その他、ブラジルの定番デザートやドリンクも堪能できる。カフェ内には、宮沢氏によって選曲されたブラジル音楽が流れ、ブラジルの風景が映し出された写真パネルがいたるところに飾られ、まさにブラジル一色。沖縄にいながらにして南米の空気感を感じさせる楽しい空間となった。
料理が登場すると参加者たちは、めったにお目にかかることのできないブラジル料理を写真に収めたり、早く食べたい様子で賑やかな雰囲気に包まれた。絶品ブラジル料理に舌鼓をうち、お腹が満足したあとは、いよいよ宮沢氏が登場。カフェがコンサート会場へと早変わり。食事のおいしさも手伝って、場内のボルテージも一気に上昇。
観客を前にした宮沢さんは、「トーク&ライブということで初めての試みです。今日はマイクも無しで行きます」と語り、まさに生歌が披露されることに。「いつものメニューだけではなく、年4回くらいのペースでフェアをやることを考えています。その第1弾として今回は僕が愛してやまないブラジルを取り上げることになりました。」とイベント開催のきっかけを語った。
宮沢さんが「料理はおいしかった?」と観客へ問いかけると、会場からは一斉に「おいしかった!」と声をそろえた返答の声が浴びせられた。「みやんち」と銘打っているだけあり、自宅に招かれたようなアットホームな空気の中、最初の曲が披露された。
1曲目に披露されたのは『イパネマの娘』。「世界で一番有名なボサノバです」と紹介し、語りかけるような優しい口調で歌い、観客を魅了。会場もゆったりとした雰囲気に包まれ、カフェならではのおだやかな空気感が漂っていた。曲が終わると訳詞の朗読を披露したり、ブラジルの音楽や歴史の解説を熱く語ったりとブラジル愛にあふれるトーク&ライブを展開。「少しでもブラジルの魅力を皆さんに伝えられるように」と映像も準備され、映像を見せながら解説する場面では、「まるで学校みたいだ」と述べ、場内から笑いが起きていた。
「マイクがないというのは緊張しますね」と語りつつも、のびやかな歌声は会場全体にいきわたり、観客みんなが心地よい表情を浮かべているのが印象的だった。ブラジルの名曲のほかには、THE BOOMの代表曲『島唄』がボサノバ調で披露されたり、「ブラジルとの出会いがあって生まれた歌です」と名曲『風になりたい』も歌われ、観客も巻き込んで一体となり大合唱となった。興奮冷めない場内からは拍手が鳴りやまずアンコールも行われ、盛況のうちに幕を閉じた。
会場に訪れたファンは、食事と歌とトークに終始、大満足の表情を浮かべていた。埼玉県と兵庫県から来沖したという女性2人組は、料理について「全部一通り食べましたが、どれも美味しかったです。」と笑顔で語り、「ライブはもちろん楽しかったし、次の舞台はどこなのか楽しみ。またぜひ参加したい」と、次のイベントへの期待も膨らませているようすだった。
本イベントは、6月2日(日)まで行われており、沖縄にいながらにしてブラジル料理が堪能できる特別な期間となっている。これまでも多くの国や日本各地を訪れている宮沢氏。第2弾の舞台はどこになるのかとても楽しみ。まずは第1弾、ブラジルの食文化、音楽文化に触れて南米の空気を感じよう。
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