海外人気カフェの朝食でヒット目前!第2次グラノーラブーム再来

2013年6月6日 12:26更新

東京ウォーカー(全国版)

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

今、日本では10年ぶりに第2次グラノーラブームが到来している。グラノーラは、もともとアメリカで健康食品として開発され、麦や穀物に蜂蜜やオイルを絡めてローストしたシリアル食品だ。ブームのきっかけの1つは、吉川ひなのや優木まおみなど女性芸能人たちが、自身のブログなどでハワイの人気朝食としてグラノーラを使ったアサイーボウルを絶賛し、それを受けた若者たちが積極的にグラノーラを取り入れたこと。また、次々と日本に上陸する海外の人気カフェからも持ち込まれていることも大きい。巷では、グラノーラは“健康的でお洒落な朝食”としての認知度が高まりつつあるのだ。

第1次ブームは、1991年にカルビーがフルーツグラノーラを発売してから2004年頃まで。この発売をきっかけにして、徐々にファンが増え始め、他社もプライベートブランドで次々とグラノーラを発売した。しかし、購買層がもともとシリアル食品を食べていた人たちに留まってしまい、爆発的なブームにはつながらなかった。

しかし、2012年から続く第2次ブームでは購入層が一転した。シリアル食品を日頃食べていなかった人や、一時期はまって食べ飽きた人がまた食べるように変化したのだ。その理由としては、子供向けや手抜き感というイメージが払拭され、栄養価が高く、健康的でありながら、食事としても満足できるという利点が広く理解されたことにある。現在、グラノーラはニューヨークやパリでも人気が高まり、世界同時多発的なブームとして広がっている。

世界一の朝食と称されるシドニー発のbills(2008年日本1号店オープン)、ニューヨーク発の朝食の女王Sarabeth's(2012年オープン)など、未だ行列の絶えない海外発の人気カフェでは、店で手作りしたオリジナルの味のグラノーラを提供している。パンケーキを食べ込んだファンの間では、あえてこのグラノーラを朝食としてオーダーするスタイルが定着しつつある。スターバックスコーヒーやTULLY'sでも、ヨーグルトやアイスにトッピングした新しいメニューが登場し、今や多くのカフェでグラノーラを提供し始めている。目黒にあるシリアル専門店GMT by Good Morning Tokyo(2010年オープン)では、数種類の中から材料を選んで、オリジナルの食感やフレーバーを作ることができ、もはや家庭で自分好みのグラノーラを楽しむところまで人気は広がっているのだ。オーナーシェフのビル・ヴァンオルスタインさんは、「アメリカでは市販品が出回る前は、ママ手作りの味が一般的でした。アメリカ人の約50%が朝食にシリアルをチョイスすると言われています。自分好みにカスタマイズして楽しめるのがグラノーラの魅力です」と、その魅力を話す。

カルビーの調査によると、自社製品のフルーツグラノーラことフルグラは、2012年に全ての月で国内シリアル市場月間売上1位を達成し、前年比160%と売上が急成長した。発売21年目にしてようやく大ブレイクを果たしたわけだが、アメリカから持ち込んだグラノーラを日本人好みの食感に改良し、地道な試食販売で美味しさを広めていくなど、ここに至るまで相当苦労も多かった。さらにこのブームを牽引するべく、レシピ本も発行し、サラダや肉・魚料理など斬新なアイデアでグラノーラを料理に活かす方法を紹介している。

他にも、2013年は新たなバリエーションのグラノーラが続々発売されている。カルビーは春夏の期間限定商品として、マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツ、ココナッツなどのトロピカルフルーツを盛り込み、ココナッツミルク味の南国テイストに仕上げた「フルグラ南国 トロピカル」を発売。こちらは人気のため生産が追いつかず、残念ながら現在は販売を休止している。ケロッグからは3月に脂質を50%カットした「フルーツグラノーラ ハーフ」が発売。日清シスコも3月、具をさらに増量し、パッケージも統一感を持たせて「GooTaグラノーラ たっぷりフルーツ/野菜/大豆」の3種類をリニューアル発売している。各社こぞってグラノーラ市場のさらなる拡大を見込み、注力しているのだ。

グラノーラの主原料であるオーツ麦は、日本人に不足がちな食物繊維が白米の約22倍と非常に多く、カルシウムや鉄分、ビタミンBも豊富で、タンパク質もバランス良く含まれている。食物繊維が多いので、体内にゆっくり吸収され、血糖値やコレステロールの上昇を防ぐ効果もある。活性酸素の抑制により老化防止効果が期待できるアサイーや、ヨーグルトと組み合わせることで、さらなる美容と健康効果が得られると言われている。朝活ブームの影響で朝食が見直されているなか、時間のない時の朝食としても最適で、知れば知るほど奥が深いグラノーラ。この先、まだまだグラノーラブームは続きそうだ。【グラノーラを使った店舗情報は5月21日(火)発売号の東京ウォーカーに掲載】

この記事の画像一覧(全7枚)

大きなサイズで見る

キーワード

関連記事

ページ上部へ戻る