永瀬正敏主演映画「彌勒」が完成! 下鴨神社で初の奉納上映を実施!
関西ウォーカー
永瀬正敏主演の映画「彌勒」が完成し、7月の公開に先駆けて、下鴨神社で初となる奉納上映が6/14に実施された。映画「彌勒」は京都造形芸術大学映画学科長の林海象監督がメガホンをとり、同学科の学生60名がプロのスタッフ、俳優とともに撮影に参加し完成させた作品。“私立探偵 濱マイクシリーズ”「罠 THE TRAP」以来、17年ぶりに林海象監督と永瀬正敏がタッグを組んだことでも話題になっている。
奉納上映当日には、下鴨神社内で記者会見が開かれ、林海象監督、主人公・江美留を演じた永瀬正敏、江美留の少年時代を演じた土村芳らが登壇し、映画「彌勒」をPRした。奉納上映という初の試みについて林監督は「映画は一番歴史が浅い芸術。神楽や音楽は神様に奉納されていますが、神様はまだ映画を見たことがないんじゃないかと思いまして。断られると思いながら下鴨神社の方に、“神様に映画を見ていただきたい”と話したところ、“ぜひ見ていただきましょう!”とお返事いただきました」と経緯を説明。映画「彌勒」は、稲垣足穂の作品としては初の映画化作品。02年に監督自身が稲垣足穂の遺族に映画化許可願いの手紙を書いたところから、暖めてきた企画だ。続けて林監督は「学科長として、学生たちの映画に対する純粋な気持ちに触れ続けてきましたが、稲垣足穂の小説を映画化するには純粋さが必要でした。学生たちの持つ純粋な力を借りることで、プロの現場では作れない映画が出来るのではと思いました。映画の90%を京都で作った作品です。映画発祥の地・京都から映画の公開をスタートさせたいと強く思っています」と意気込みを語った。また、主演の永瀬正敏は「世界遺産である下鴨神社で、初めて映画が上映されるという記念すべき日にいられることを光栄に思っていますし、幸せに思っています」とコメントした。
記者会見終了後には、監督、キャスト、スタッフ・関係者が集合し、奉納上映前に奉告祭を実施。奉告祭終了後には、境内に設置された大型スクリーンで、神様に向けて「彌勒」が奉納された。
本作は7/20(土)京都文化博物館・別館でのワールドプレミア(チケット完売)、7/21(日)京都芸術劇場・春秋座にメインキャストが勢揃いする完成披露公演を皮切りに、今年の秋より劇場公開される。
【取材・文=関西ウォーカー編集部・鈴木大志】
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